きょうは朝から暖かい一日でした。 ありがたいです。
きのうは冬至で、冬至かぼちゃとゆずのお風呂、きょうも残りの冬至かぼちゃを食べました。もっとあずきを多くして甘くしてほしかったのですが、我妻は塩分控えめはいいのですが、甘みも控え目気味でこれはちょっと不満ですね、甘党としては。
そしてきのうで今年の学校はお仕舞いで、きょうより冬休みとなっています。だからといって河原で子どもたちがたくさん元気に遊ぶということがないのはちょっとさみしいです。子どもたちに聞いたら冬休みでも宿題はあるようです。可哀そう。
子どもといえば、2017年の出生数またまた減少しましたね。2017年の出生数は941,000人で、去年より36,000人の減少、2年連続の100万人割れとなっています。死亡者は1,344,000人で、こちらは去年より36,000人多くなっています。
人口の自然減は403,000人で過去最大とのこと。子どもの減少は、20~30歳代の女性の減少が原因と言っています。絶対数としてはそうでしょうが、社会的にはもっともっと産みにくい現象があるでしょうに。
われわれの団塊世代(1947~1949年生まれ)が2025年には全員75歳以上となりますが、そうなると2040年の死亡数は170万人となり、自然減少は90万人になるとのこと。そういうことがはっきりしているのに、いつまでも経済成長第一主義でいっていいのでしょうか。成長し続けるなんてことがあり得るのでしょうか。
きょうは天皇誕生日です。天皇陛下は84歳になられました。2019年の4月一杯で象徴天皇という地位を譲位します。5月以降の元号はいつ決まるのか、どういう元号となるのか。とりあえずは現役のまま譲位することになったものの、皇位継承問題は解決していません。シンゾウのもとでははっきりしないのではないでしょうか。平和主義者の天皇皇后両陛下、戦地や被災地へ頻繁に足を運ぶ行為はシンゾウにとっては目障りなことこの上もないことでしょうから。譲位してもまだまだ健在で長生きしてほしいですね。
前置きが長くなりました。行ってきました、仙台フィルハーモニー管弦楽団 特別演奏会 第九です。午後3時から開演となっていたので、歩いて行きましたが、2時30分頃県民会館(東京エレクトロンホール宮城)の手前に達したとき、聞こえてきたのです、合唱団の発生練習の声が。
わたしも第九の合唱団に入っていたときも、本番前に4階の会議室に全員集まって最後の発声練習をしていました。”喉も眠るから”とはよく言われたものです。 そうそう皆さんは「合唱用の飴」があることをご存知ですか。取り立てて高いことはないですが、どこにでもあるというわけでもありません。
会場に入ってもホールに入る前のエントランスの人だかりというかごちゃごちゃしている雰囲気が好きですね。いよいよ始まるのだなと思うと、自分が主人公ではないのですが、何かしら緊張みたいな気分になるのです。
席はA席ですが、1階の後ろも後ろの方だったのですが、ちょうど真ん中付近でこれはいい席だったなと喜びました。また通路から2番目の席でしたし、結局通路側の人はこなかったのです。だからゆっくりできました。県民会館の椅子は狭いので助かりました。
3時5分から演奏開始。最初の5分間ははじめて聞いた曲でした。ベートーベンのバレエ音楽「プロメテウスの創造物」序曲です。何かとっても不思議な曲に聞こえました。ベートーベンが30歳になったばかりの時の作曲とか。最初の出だしは第九みたいな、第九の編曲かなとさえ感じたのです。
第九交響曲は3時15分から始まりました。その前に合唱団の入場やソリスト4人の入場もあり、12月3日の時とは異なって最初からの合唱団の入場です。毎回そうですが。12月3日の時は第3楽章だったかな、合唱団の入場は。それとコントラバスの配置ですが、3日は下手の方に位置したのですが、今日はいつものように上手に位置しています。見慣れた位置です。すんなりと落ち着いて見られます、聴かれます。
尾高忠明さんの指揮ですが、指揮棒は持たずに、両手で時に大きく時に小さく指揮します。それだけではなく特に第4楽章ですが、両手のほかに上半身も大きく使って、曲げたり揺さぶったりして指揮します。こういう大きな動きの指揮者の指揮で歌うのも面白いだろうなと感じました。
きわめて独断と偏見に満ちているのかもしれませんが、きょうの第九の演奏はソリストよりも合唱団の歌唱力に圧倒されたというか、とくにソプラノはよくやりました、大したものです。3日の時の学生たちのソプラノを一杯誉めましたが、それに負けず劣らず今日のソプラノ陣の頑張りも素晴らしいものでした。
フーガの部分の終盤、718小節からの高音のWelt!--→---→ーーー→ーーー→ー--。
そうそうその前の340小節のGott、指揮者の両腕が伸びに伸びました。
Gott Gott Gott Gott Gott Gott Gott ↗ ↗ ↗
そして演奏終了です。拍手が毎度のことと言ってしまえばそうなのですが、今年はことのほかなりやまなかったと言っていいのではないでしょうか。合唱指導の佐藤淳一先生がステージに出てきたときの大きな拍手、嬉しかったですねえ~、自分のことのように喜びました。