(午前8時頃)
寒い、明確に寒いです。テレビでやっていましたが、朝方名古屋でもかなり雪が降っていました。天気予報どおり、仙台の気温は最高気温1度、最低気温は△(マイナス)3度くらいのようです。
空気がまさに冷蔵庫状態、いや冷蔵庫の方が暖かいでしょうか。肌を刺すような冷気でした。人間は寒くて外に出たくはなりませんが(何て言っておきながら私はいつもより早く完全防寒で河原へ行ったのですが、少し勇んで)、自然界はすごいですね、こんな天気でも河原にはサギやカモが水に入っています。
サギも2種類いてシロサギはニンゲンに慣れてきたというのか、間合いをとるのが上手くなっていますが、アオサギはいつまでも野生が残っていてニンゲンの姿を見ただけで飛び去っていきます。カモも頭の後の方が寝癖みたいに横に突っ張っているカモはニンゲンに敏感ですね。
朝8時頃に傘を差して、完全防寒スタイルで河原へ行きました。犬の散歩もなかったなあ。
(本流)
もう年末も年末ですが、また厳しい寒さが続いていますが、10月上旬の球磨川での大鮎釣りです。少しでも気持ちが暖かくなりますように。
瀬田名人に大いに語って、また叫んでもらいましょう。それでは;
大鮎の聖地、魚影も濃い、日本の中で30センチを超える鮎が泳いでいて一番釣れる川、すごい水量があって、その中で30センチ超えの鮎が掛かってくる。1匹でかい鮎を釣るのがシーズン終盤の最高のステータスではないか。球磨川で獲ってこそ真の大鮎ではないか。
(ナレーション)その流れに生きる鮎もまた太く強い。尺鮎、それは鮎師の夢、その出会いの一瞬を全身で迎える。
(最初は背バリだけ、その後2.5号のおもりも着用する。)
これは、きょうは来るよ!梨の木の瀬、通称二股の瀬で、引き寄せて獲る、32,33センチの大鮎を何とか1匹でも2匹でも獲りたい!
(本当は広島県の太田川で撮影の予定だったが、大雨のため急きょ球磨川に変更となったとのこと。太田川って広島市内も流れていますよね。そのむかし20から30センチくらいの魚が一杯泳いでいたのを見た記憶があります。)
逆針もハリもでかいし、うろこも荒く固いし、竿も堅いのでパンチ力を上げるためにかなり逆針を深く打つ。パンチ力がないと、ハリ先が立たない。逆針を切る瞬間の音がわかる。コンとハリ先にふれてから、引っ張っていって、張っていて逆針をぷちっと切る瞬間。
中ハリスに遊びがあるので、その遊びで勢いがついてドーンとのってくるというその時がたまらない。鳥肌が立つ。
(複合メタルの0.3号から0.4号、中ハリスもハリスもフロロカーボンの3号です。3号のフロロは持っていません。)
でかい奴ほど辺りは結構小さい。意外と竿を叩くのは掛かり所が悪かったり、そんなに大きくはない。本当にでかいのはコツッと当って、オトリを背負って上へ上へと行く。
全然サビが出ていない、メスが1匹。述べ竿で楽しむ魚とのやり取りという“ミッション”クリア。
(球磨川での鮎釣りは危険を伴い、技術の習得も必要だし、ウエットスーツの着用も欠かせないということです。)
慌てずしっかり竿を曲げて、岸の方に竿を絞って、芯を交わすようにもっていくと、意外と近い距離で止められる。
(この喜びの瞬間)
この中洲がなかったら、このすばらしいフィールドは造られなかった。
ちょい運び袋、友バックを改良して使用。意外と役に立つ。
(これです、鮎友バック)
(大きな曳舟はもちろんヘチに活けておきますが、どうしても釣りながら下ったりしますし、掛かったら掛かったらで取り込むのに移動しますし、取り込み場所と引き船の間の移動に便利というわけです。)
竿は、「競技メガトルク 急瀬H9メートル」、渇水の時はどっちからやっても竿抜けはなくなるので、9メートルの竿でやった方が操作しやすいし、的確にオトリをコントロールでき、根がかりも少なくなる。「急瀬エキストラハード」もあるが今回は「急瀬H」
意外と水温は低い、天気良くてよかった。ジャケットは着る、浮力効果もあるし。
(いい川底の石)
糸鳴りしよる。止まれ! もうええぞ!よかった!バレんで。 でかくはないけどよう走ったなこの魚。ヤレヤレ。今のやられたと思った、瞬間に持って行かれた。
いやあ楽しい!運動会だ。いやあ疲れた!ちょっと休憩だ。
一番大きいのは32.4か、5くらい。体高があって肉厚、幅もすごい。握った時の重量感とプロポーションが見事。頭からいきなし背中が張って、体高ある魚が瀬の中で強烈に引っ張っていく。そのドキドキ感、スリルとやり取りしているときの重量?感(緊張感)がしびれる。
今シーズンの締めくくりを33くらいの大鮎で締めくくりたい。絞っているときの糸鳴り、それがたまらない。
( 以下続く )