鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

昨日午後の広瀬川

2020-08-04 20:22:11 | 広瀬川

今朝の河原の散歩のとき、ツクツク法師の鳴き声尾を聞きました。きのうの午後は何とカナカナセミというかヒグラシの鳴き声を聞いています。これでミンミンゼミ、アブラゼミ。ツクツク、ヒグラシと揃ったのですが、ほかの地域は知りませんが、この周辺ではなぜかアブラゼミが元気がないです。というか絶対数が少ないように感じます。

      

いつもならセミの鳴き声と言えば断然アブラゼミでした。蒸し蒸しする暑さの夏にふさわしいというか、さらに蒸し暑くしてくれるアブラゼミの鳴き声ですが、なんか今年はミンミンゼミにトップを譲っている感じです。地面下から無事這い上がってくることができなかったのでしょうか。なんかさみしいです。みなさんそう感じませんか。まあアブラゼミの勢力が弱くなったということもありますが、全体にセミの声が聞かれない感じです。

 

きのうの午後いたたまれずに?広瀬川に入りました。鮎釣りのためです。掛かってもせいぜい1匹くらいだろうとは思いつつも、もしかして、もしかするかもという甘い考えを捨て去ることができません。本当に鮎釣りを通して、ニンゲンの愚かさみたいなものをしみじみと感じるわけです。

午後2時50分から4時半頃まで、広瀬川は美術館下の岩盤底の深い急瀬から平瀬で竿を出しました。

 

なかなか掛からなかったのですが、我慢すると少しはいいことがあるのかも。3時25分頃ですか、ようやく当たりが伝わってきました、と言いたいところなのですが、その時実際は下流へ移動するために足場を確かめながら下流域を見ていたのです。

 

そしたら、なんか立てていた竿の下の目印の動きがおかしいのに気がつき、えっもしかしたら掛かっている?ということで慎重に竿を立てました。そしたら一気に下流へ走ろうとします。こっちはニンゲンです。鮎ごときに負けていられません。必死に耐えますが、のされ気味で、何とか左岸へもっていこうとしてもさっぱり敵は浮いてきません。おとり鮎も見えないまま我慢比べで、これはもしかしてニゴイかな、またはサクラマスかなと思いました。

何とか下りながら左岸へ、浅いところへ持ってくることができましたが、それでも浮いてきません。顔を見せません。こうなりゃなんでもいいや引き抜いてやると渾身の力を込めて竿を上へ突き上げます。そしたらもう立派な背掛かりの大きな鮎でした。水面ぎりぎりに飛んできましたが、無事キャッチしました。

 

 (お断り:4枚の写真はすべて同じ鮎たちです。今のアユはもうとっても希少価値があるもので、しつこくアップさせていただきました。)

竿はシマノの輝石90 H2,75なのでそんなに柔らかな竿ではないのですがね。水中糸はナイロンの0.3号です。

 

鮎が掛かったら必ず写真を撮るようにしていますので、そんなことをしていたら水中糸とハナカン周りが縮れ、くちゃくちゃに。それで縮れた水中糸の方を切り、八の字結びでわっかを作り、ハナカン周り仕掛けにセットしました。後の祭りですが、これが結果的に良くなかったのかもしれません。

 

その後も粘り、時に3時45分頃か、急瀬の右岸よりのところで強烈ではない、ゴツン、ガツンというこごもった感じのあたりが伝わってきました。よし来た!2匹目だ!やったぞ!と喜びながら竿を立てて、例によって左岸側へ誘導しようとしたのですが、敵もさるもの、頭がよかったのか一気に下流へ走りました。本当にあれよあれよと言うまでした。

 

でも水中糸はナイロンの0.3号だからそう簡単には切れないだろうと思っていたのですが、一直線に下流に走られ、竿ものされ、竿と糸が一直線に近くなってしまいました。そうなるともうこちらに勝ち目はないですね。あとは糸が切れるだけです。切れました。あっという間でした。何もなす間もなく逃げられてしまったという感じです。敵ながら天晴です。折角掛かったのですが、あえなく”親子丼ぶり”でした。掛かり鮎が極めて少ないというのに、親子丼ぶりでは弱り目に祟り目ですね。

 

  (ここもダメでした。)

その後は当然何もかもうまくいきません。それでおしまいです。でも釣りではないですが、面白いこともありました。竿を持つ右手親指に、どこからともなくやってきたオニヤンマが止まりました。しかもちょっとだけではなく、数十秒は止まっていました。左手ならカメラを取り出して撮影できたかもしれないのですが、右手だったので無理でした。オニヤンマと言っても、ちょっと小さかったな。まだ少年くらいかも。

それがひとつ。もう一つは崖の方からクロアゲハが一直線に私に向って飛んできました。このままいくとぶつかると思った手前で曲がって行ったのでぶつかりませんでしたが、大きな蝶がこんなにも間近に一直線に向かってくるなんて初めてでした。

いろんなことが起こるものです。

(毎度毎度の景色の写真を。定点観測のつもり)

          

 

          

 

          

 


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