どういうことでしょうね、どうなっているのでしょうか? この涼しさはいったい何?涼しいというよりも肌寒いと言ったほうが近いです。 さっき言っていたラジオによると気仙沼の目下の最高気温は19.3度といったかな。何しろ20度になっていないのです。
2階でこのブログを書いているのですが、ベランダの窓を全開にすると寒いのでほとんど閉め切っています。風がありますし、その風が涼しいのです。きのうと同じ服装をしているのですが、お腹周りがスース―して寒いのです。風を引かないようにしないとさえ思っています。
きょうこそは広瀬川に入ってみようかなと思ったのですが、ウジウジした結果やめました。お盆を控え風邪を引いていられません。ということで、きょう正午の観天望気です。
天気:曇り、雲量:隙間無、気温:21.8度、湿度:82%、風速:3m/s、不快指数:69 となっています。気温は朝の6時が23.2度、9時は22.1度、お昼が21.8度と少しずつ下がってきています。
今はもう過ぎ3時ですので、今はもっと下がっていると思います。きのうのお昼は31度、午後3時で28.8度でした。この気温の急激な低下、なんか嫌な予感がします。いやあ〜な気分にさせますよね。これからの夏、鮎釣りに暗雲をもたらさなければいいのですが。
きのうから始まった夏の甲子園野球大会、今日の第4試合で初出場の東北学院高校が出場します。宮城県大会は苦しみながらも勝ち抜いてきたわけで、その延長線上で粘り強く投げ、打ってくれたらうれしいですね。
予定ではあと30分で試合開始ですが、たぶん開始は遅れるでしょう。久しぶりに野球に夢中になれるかな。オリンピックの野球は私にはつまらなかったです。熱中できませんでした。アメリカチームがもっと現役バリバリの選手を引き連れての参戦なら面白かったのでしょうがね。
今日は8月11日水曜日です。11日ということで、3・11のあたり日です。なんか今朝の新聞は3・11の件には全く触れていない感じでした。東京五輪パラリンピックですし、コロナの感染が拡大するばかりで、それどころではないということなのでしょうね。
実をいうと私も毎月悩みます。毎月11日をどういう形で迎えようかなと思うと気分は落ち込んでしまいます。10年以上も経っているわけですからね。だけども、どんな形であっても被災者(?と言っていいのか分かりませんが)、最大の被災県に住む自分としてはこだわっていきたい、何とか死ぬまでこだわっていきたいと勝手に思っています。思い込んでいます。
重いなあと思いますか?自分でも重いなあと感じます。でも、何か一つくらい最後までこだわり食らいついていくということがあってもいいのではないかと思っているのですが、いつまで押しつぶされることなくやっていけるか?まあ、その時はその時ですね。
ということで、今回は小説の紹介です。紹介と言えるかどうかわかりません、読後の要約や感想をまとめるというのは苦手ですから。まともな読書感想文はとても書けません。感想文を読んだみなさんが実際にその本を読んでみようと思ってくれるなんて100%無理な話です。
ふと思い出したのですが、中学の時に一回だけ読書感想文で褒められたことがありました。たった1回だけだから記憶しているかも。でもそれは感想文の内容に関して褒められたというものではなく、1回書いた後きちんと”見直して書いている”ということがわかるということでのお褒めの言葉でした。(笑)
① こういう本があること、こういう作家が仙台に住んでいることは全く知りませんでした。よく行く近くの本屋のレジの奥に地元の新聞社の推薦図書というか新聞で取り上げた書籍を展示しているコーナーがあります。そこにあったものです。
著者:浜松文也 「2011年の小さな舞台」という本です。2021年1月24日印刷・30日発行で、発行所は鳥影社です。定価は1,600円+税です。装丁もしっかりとしているハードカバーの本で、珍しく手触りもいいなあと感じました。
上の写真の3行にすべて凝縮されています。こういうまとめ方、PRの仕方をみるとプロはさすがだなあと感心しきりです。「清涼な筆致」ということばに全く意義がありません。
裏カバーのコピーです。
この本のユニークなことは、小説の随所に(そこまで多くはないのですが)演劇の脚本が出てくることです。『神様をごっしゃく』という台本です。「ごっしゃく」とは仙台弁で怒る、怒鳴りつける、という言葉です。
被災した生徒たちの心情を脚本という成果に昇華し、そのことで亡くなった人たちと一体化するというのかなあ、読み終わってとってもさわやかな気持ちになりました。久しぶりに、本当に久しぶりに青春小説を読んで感動しました。皆様にも是非読んでいただきたいと思います。
②はミステリー仕立ての小説です。
書名「護られなかった者たちへ」 著者「中山七里」 宝島社文庫で、定価は858円
2021年8月4日第1刷発行です。映画化されることになったために、文庫のカバーが2枚あることです。元のカバーはこういうものです。
この小説は仙台市とその周辺を舞台にしていて、とっても読みやすいというか、こういう書き方もあるのかと妙に感心したり・・・。小説の舞台が仙台周辺だということで、映画化するにあたっても宮城県内で撮影もされました。
私にも”オファー”がありましたが、日程や条件が合致せず、私は出演することができませんでした。こうなってみると何としても出たかったなあと後悔しきりですがどうしようもありません。
SMFC(せんだい宮城フィルムコミッション)のホームページでのPRです。2021/07/06
””” 宮城ロケ映画「護られなかった者たちへ」(10月1日(金)公開)の主題歌が桑田佳祐さんの「月光の聖者達(ミスター・ムーンライト)」に決定し、主題歌入りの本予告が解禁となりました!
歌詞の一節 「現在(いま)がどんなにやるせなくても 明日(あす)は今日より素晴らしい」
登場人物たちだけではなく、今を生きる私たちの背中もそっと押してくれる歌詞が心に染みます。
ちょうど昨年の今頃、コロナ禍で初めて県内各地で撮影を行った大型作品。当フィルムコミッションも業界団体のガイドラインを参考に、ロケ地の方々や関係各所の皆さんの協力を頂き、手探りながらロケ支援を行いました。
公開まで3ヶ月を切り、当フィルムコミッションも公開に向けて関係各所と連携してプロモーションを進めていきたいと思います。”””
映画「護られなかった者たちへ」
10月1日(金)公開
出演:佐藤健 阿部寛 清原果耶 倍賞美津子 吉岡秀隆 林遣都 永山瑛太 緒形直人
主題歌:桑田佳祐「月光の聖者達(ミスター・ムーンライト)」
原作:中山七里「護られなかった者たちへ」(NHK 出版)
監督:瀬々敬久 『 64 ロクヨン 前編 後編 』
脚本:林民夫 『 永遠の0 』・瀬々敬久
音楽 :村松崇継 『 思い出のマーニー 』
企画:アミューズ
配給: 松竹
© 2021 映画「護られなかった者たちへ」製作委員会
県内ロケ地市町村:仙台市・気仙沼市・塩竈市・石巻市・富谷市・川崎町
公式サイト:https://movies.shochiku.co.jp/mamorare/
本予告:YouTube 松竹チャンネル より
とっても感動的な社会派の作品です。詳しく書くとネタバレになってしまいますので掛けませんが、最後のどんでん返しで、なんじゃあこれは、そういうことだったのか、とびっくり納得でした。
日本国憲法
第25条(生存権、国の社会保障義務) すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
②国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。
③これはきのう購入したばかりでまだ読んでいません。この作者も仙台出身ですね。
著者:石沢麻依 書名:「貝に続く場所にて」
石沢さんの執筆動機がいいです。7月16日の朝日新聞の記事からの引用です。 『会見で震災を題材とした動機を問われた石沢さんは「五輪で時々思い出したように出てくる復興という言葉に、言い訳がましく引き出されるメッセージだなと、ニュースを見る度に感じていました。』
『無理やり復興という仮面を押しつける行為によって、きれいに化粧を施された顔を見て私たちは満足しようとしているのではないか、過去を正しく捉えられないのではないか』
『五輪や震災で「絆」というメッセージが用いられることに「無理やりエモーショナルなもので一丸となり、終わったら解散。何事もなかったように置いてけぼりにされていくことが恐ろしいと思っています」と話した。』
長くなってしまいました。ここまで読んでくれましたみなさま、ありがとうございました。