鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

希少な広瀬川大鮎、

2021-08-23 14:21:16 | 思いつくまま

  

きょう8月23日は旧暦で「処暑」ということです。「処」には止まるという意味があり、「処暑」とは「暑さがおさまる」ということだそうです。暑さが収まるということは、朝晩の涼しさを感じる日が多くなっていくということでしょう。

  

実際そうです。早朝はエアコンなしでも過ごしやすいです。日の出もいつしか遅くなりつつありますし、もう確実に秋がやってくる、やってきているということですね。河原ではまだセミ(ミンミンゼミやツクツクホーシ)が鳴いていますが、数が少なくなっています。

          

  

だから、セミの鳴き声を聞くと、おっ鳴いているな、元気に鳴け、もっと鳴け、悔いのないように鳴いてくれ、とついつい応援したくなります。聞き納めがもうすぐですからね。地面の草むらからは昆虫の鳴き声がいつしか秋の虫の音に変わりつつある感じです。

  

というところで、きょう正午の観天望気です。天気:曇り、雲量:9割以上、気温:30.8度、湿度:49%、風速:5m/s、不快指数:78 となっています。

  

自然は確実に移り変わりつつあります。一抹の寂しさも感じますね。一年のうちで一番の元気の頂点は何と言っても夏でしょうから。秋と言えばやはり果物ですね。おとといか、妹から立派な梨が送られてきました。でかい!迫力のある梨でした。

  

見た目とは違って、皮を剥いてみたらもう食べごろでした。水分が多く、ジューシーで甘いのです。いやあ美味かった!!これから梨が一杯食えるかな。でも、妻さんに言わせるとこんなに大きな梨は1個400円くらいもするかもとのこと。ありがたくおいしく頂かないと。

  

梨、ぶどう、桃(もっと食いたいなあ)、柿(まだ早いか)、山形に釣りに行けば、農家のお店とかで果物は一杯買えるのですがねえ〜。自分で運転していくのは躊躇してしまいます。帰りのことを考えると億劫になってしまうのです、嫌ですねえ、こういうのは。

  

小国川もさることながら、最上川にも行ってみたいのです。その後どうなっているか!?もしかして鮎釣りが復活してはいないか?なんてついつい甘い考えを持ってしまいます。寒河江川でおとり用の鮎を確保して最上川で竿を出してみたいのですが・・・・。

  

最終判断、決断をするためにももう1回行ってみたいのですが。そして、もう一つの大きな河川、北上川でも竿を出してみたい!のです。今年は少し期待できそうなのです、事前情報では。北上川も1回は行ってみたいです。

  

またきのうのことです。夜中にかなり強い雨が降り続きました。音からだけでもそれがわかります。朝の河原の散歩でも広瀬川は15から20センチの増水、かなりの濁りという状態でした。

  

 

きのう川に入っていてよかったという気分。実はきのうも午後から川に入りました。そして、きのうは今まで本格的に経験したことのない大鮎釣りというか、大きな鮎で大きな鮎を狙うということに挑戦しました。

おとり鮎はスレンダーな25.5センチの大きな鮎。なぜか人間でいうのっぽなのです。こういう鮎もいるのですね。25センチのおとり鮎で25センチ級の大鮎を狙うという釣りです。

竿はむかし昔に買っていた「がまかつヴィンテージVⅡ引き抜き荒瀬8.1」です。むかしむかし活躍した畑中さんのおすすめで買いました(買わせられた?)。クラブ名と名前入りです。仕掛けは、天上糸は1.0号水中糸はフロロの0.6号、ハリは8.5号の3本イカリです。

  

        (中洲の本流側の川相)

おとり鮎はその細長い鮎1匹だけですので、慎重に泳がせます。最初は今年初めてなのですが、中洲の本流側に入りました。見たところとっても素晴らしいのです。川相は。でも、肝心の鮎がいないのです。30分でここを諦め、上流のいつものところへ。

 

 (下の細長いのがおとり鮎です。25.5センチあります)

   

ちょうどいいかなとおもった水位ですが、ちょっと多かったかな、私には。もっと下がってくれればよりありがたかったのですが。まあ、それはそれとして、例によって急瀬から入り徐々に下がっていきます。ここでは何回も根掛かりでおとりを失っています。

やはりだめかなあと諦めかけたころ、強烈な当たりが竿をひったくりました。強竿が大きく曲がります。30メートルくらい下流の荒瀬に入られたらアウトですので、何としてもその前に引き抜かなければなりません。

自分としては大きくためてから竿を立てて、左岸の少しでも浅いところに引き寄せて取り込もうと思っていたのですが、敵も去るもの、いったん左岸に寄ったかと見せてはまた一気に本流の方へ走ります。こっちは、滑って転ばないように注意しながら竿を操作してついていきます。

20メートルくらいも下り、少し浅いところで流れも弱いところに寄せたので、ここで抜かないと万事休す!とばかり渾身の力で引き抜きました。一応2匹が水面ぎりぎりに飛んできましたが、やや左過ぎでキャッチが難しい、でも何とかしてキャッチしないと逃げられてしまう。

左手でタモを差し出した、水面ぎりぎりに鮎をキャッチした、と思われたのですが、体が前傾していたために竿を持つ右側から転んでしまいました。浅いからおぼれるとかの心配は全くなかったのですが、倒れながら左手のタモを見るとタモに入っているのはおとり鮎のみ!!!

でもよくよく見ると、掛かり鮎もまだついていて、タモの外にブウランコの状態、竿を水中から左岸の岸の方へもってきて置き、両手を使ってタモをひっくり返しました。うまく収まってくれと願いながら。クルンとひっくりかえしたら、見事に?掛かり鮎がタモの中に収まりました。

それからはゆっくりとおとり鮎のハナカンを外して、逃がさないようにして曳舟に入れ、高鳴る胸の鼓動を感じながら、内心でヤッター、ついにやったと叫びながら掛かり鮎を掴みハナカンを通します。この鮎はおとり鮎とはまるっきり異なり、でぶっちょ鮎でした。

太くて大きい、長さはおとり鮎よりはちょっと小さいかな、でも完全な背掛りでした。だから抵抗も強かったのでしょう。でも、本当に強かった!すごい力で55キロの人間を翻弄するのですから、大したものです。

おとり鮎を交換して、再度同じところから泳がせます。大きいし元気だしノーマルで十分泳いでくれます。まあ、自分としては1匹掛かってくれればもう万々歳です。大鮎同士の鮎の友釣り、ようやく実現しました。でも、できればもう1匹掛けたい!

その願いがかなったのは20分くらい後でしょうか。今度は強烈な当たりはなかったのです。右岸ヘチの流れにいたはずのおとり鮎の目印がなぜか自分の方に寄ってきます。そして上流へ向かいました。これはっ!そうです、もうすでにハリ掛しているのです。

今度は竿を立てる前に早めに左岸によって、抜きの態勢に入ります。とはいっても、そこは大鮎、そう簡単にはニンゲンの思うようにはなってくれません。これまた竿を立ててからは縦横無尽に動き回ります。ニンゲンを翻弄します。

 

 (ともに25センチクラスです)

 

そうではあっても、2匹目ですからこちらもそのつもりで引きに耐え、抜きの態勢に入り、今度は水面ぎりぎりではあったものの無事2匹の鮎を確保しました。これで2匹の大鮎をゲット。しかも、掛けた大鮎で大鮎を掛けたので喜びもひとしおです。

またしてもおとり鮎を交換して3匹目を狙います。二度あることは三度あるを信じて。きょう(22日)は釣れるだけ釣ってやるつもりでした。でも、やはりそうは問屋が卸しませんね。何と言っても広瀬川は絶対数が少ないですから。

そうこうしているうちに、悪夢が。そうです、必ず付きまとうと言ってもいい“根掛り”です。綱引きの結果、天上糸と水中糸のつなぎの部分から切れました。THE  END

 

上がおとりとして使った細長鮎で25.5センチ、下は最初に掛かった鮎で、24.5センチでした。写真で見ると、下の方が大きく見えますが、長さは約1センチ短いです。

例によって長くなってしまいました。ここまで読んでくれてありがとうございます。


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