鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

変な天気で、

2021-08-30 20:33:30 | 思いつくまま

  

今朝方の天気はまあ目まぐるしく変わりましたね。7時過ぎから雨が降ってきたのですが、7時半頃には止んでくれました。ちょうど私が朝の見守りに出かけるときには止んでくれました。でも、いつ降り出すかわからなかったので、傘は持っていきました。

  

先週は夏休み明けから3日連続で朝の見守りに立ちましたが、その時は子供会の父母さんたちの代表も来ていました。お母さんが交差点に立つと、知り合いのお母さんとついつい立ち話になってしまいます。まだ子どもと一緒に途中まで登校している親子がいますので。まあ、そういうこともありかなと思っています。

  

きょうは月曜日で私一人だけの朝の見守りとなりました。月曜日は週の最初の日ですので、どうしても荷物が多くなります。一向に荷物が減るようなことはないようです。真面目に、必死に考えているようには思えません。

  

中学校の教科書等の多さ重さ嵩張りは尋常を通り越しています。これもみんな何とかしないととは思ってはいるようなのですが、減るようなことはありません。朝夕毎日大きなリュックを背負っている中学生たちの姿は体の健全な育成という観点からは絶対によくないことだと思うのですが。

  

小中学生の荷物の多さということから言っても、子どもたちは大事にはされていないと思うのですが、子どもの肩を持ちすぎだと思いますか? 一方では健全育成とか校外指導とかという名目で、端的に言えば非行・不良化防止ということには力を注いではいるのですが、体の成長に対する注意度は高くはないように私は感じています。

  

50分くらいの交差点での見守り活動で、雨が降ったり止んだりの繰り返しがありました。今の子どもたちは学校にも置き傘をしていますが、すくなからぬ子どもたちは折り畳み傘も持っているのですね。だからそんなに慌てることはないです。

  

まあ、何にしても小学校中学校とすくすくと育ってほしいと思います。交通事故にあうことというよりも、今はコロナ禍やいじめ、虐待、差別そういうことにあうことなく、もちろんすることもなく育っていってほしいと思っています。

  

今新聞には、児童虐待やいじめ等の経験者の発言や提言が結構目立つのですが、28日の児童虐待の内容には絶句しました。当時14歳の少女の話しの紹介です。

  

『また、おなかが鳴る。もう何日も食べていない。ティッシュなら、こたつの上にあった。冷蔵庫から取り出したマヨネーズをつけ、食べる。ティッシュ自体は味がしない。全部はのみ込めず、はき出した。』

  

これを読んで、先の大戦の飢餓状態の皇軍兵士の話しを思い出しました。人肉食まではいきませんが、食べるものがなくなると軍靴を煮たり焼いたり、またはしゃぶったりもしたそうですね。牛革や豚革で作られているから、比べるのはおかしいけど、ティッシュよりはまだましかも。

  

明るいことを書こうと思っていたのに、暗いことになってしまいました。私の毎朝の楽しみの一つに新聞小説があります。10年か20年くらい(ずいぶん飛びましたが)前は新聞小説は読んではいませんでした。

  

小説はもっとまとまったものとして読むべきだ、たった一段だけの内容の小説なんか読んでも面白くない、短すぎて興味が半減してしまうという気持ちで読まなかったのですが、ある時からじっくりと読み始めたらもうやめられなくなりました。そして現在に至っています。

    

今の朝日新聞の小説は、池澤夏樹さんの「また会う日まで」というもので、基本的に毎日連載となっています。今は第381回かな。もう一年以上経っています。今日米の戦争状態、太平洋戦争中で敗色濃厚となっています。

      

神宮外苑で挙行された学徒出陣の壮行会に動員された女生徒たちのことが書かれています。思わず笑ってしまいました。雨の中「海ゆかば」を歌って送り出したのですが、その歌詞がおかしいというのです。

海(行かば)ゆかば  水漬く屍

山(行かば)ゆかば  草生す屍

大君の辺にこそ死なめ

かへりみはせじ       

もともとは万葉集の大伴家持の歌でしょう。それを、言葉遊びでしょうが、歌詞の中の「かば」を動物の「カバ」に置き換えて、わらいながら歌ったとか。 つまり、

   海行カバ  水漬くカバね

   山行カバ  草生すカバね

   大君の辺にこそ死なめ

   かえりみはせじ

これは作者の完全な作為だと思いますか? 初めて知ったのですが、考えてみればこういうことも十分にあり得たのではないでしょうか。作者だって誰かに聞いたりしたからこそ書いているのではないかと思うのですが。

      

これは替え歌ではありませんが、8月1日の「また会う日まで」に愛国行進曲の替え歌が載っていました。これも初めて知りました。東條首相を大いに皮肉っています。巷間に流布していたそうです。

   見よ東條の、はげ頭

   旭日高く、はげ頭

   天地の正気、はげ頭

   希望は踊る、はげ頭

こういうことを73歳にして知ったということはうれしい限りです。これも新聞小説を読んでいたからです。ふたつとも日本国民の庶民の健全さを感じます。少しうれしくなりました。こういう笑いを決して忘れてはいけないと思います。

いまでいえば、かたえくぼ や 川柳 ですか。

なんか健全に始まって健全に終わったようです。 お疲れさまでした。

                


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