いやあ、きょうはあったかくなりました。助かりました。いつもは寒い寒いと言っている拙者も「今日は寒い」という言葉は出てこなかったかもしれません。最低気温は4.0度で、最高気温は15.7度です。
きのうは最高が12.0度でした。正午の記録ではきのうは10.7度に対してきょうは14.9度と高くなっています。ただ、土曜日は一気に下がってしまうようですね。最高気温でも一桁のようです。
きのうの新聞からですが、みなさんはどう考えますか。見出しは、「児童・生徒自殺 最多514人」「昨年 コロナ禍以降3年で3割増」というもので、厚生労働省の2022年の自殺者数(確定値)の公表です。
2022年の自殺者数は21,881人で、2年ぶりに増加したとのこと。男性は14,746人(前年比807人の増)、女性は7,135人(同67人の増)で、男性は2009年以来の増加、女性は3年連続の増加ということです。
年代では50代が4093人(18.7%)と最も多い。原因や動機では「健康問題」「家庭問題」「経済・生活問題」の順に多く、都道府県別の自殺死亡率は山梨が24.7%で一番高く、次は秋田の23.7%、宮崎の22.7%と続きます。
児童・生徒の自殺者数が500人を超えたのは初めてだそうです。2020年に499人となり、2021年も473人でした。高校生が354人、中学生が143人、小学生が17人となります。男子高校生の割合が一番高く、全体の4割を占めるそうです。
原因や動機では、小中高いずれも「学校問題」が最多です。学校問題の具体的な内容では、「学業不振」「進路に関する悩み」「学友との不和」が目立ったそうです。「家族からのしつけ・叱責」という「家族関係」にも苦しんでいたとか。
なんか暗澹たる気持ちになります。小学生でも17人もいます。どう考えたらいいのでしょうか。われわれはこれをどう受け止めたらいいのでしょうか。この記事を読んで,あっそうかで終わらせるわけにはいきません。
国会議員はこれをどう受け止めているのか、文部科学省はどう受け止めているのか、少子化対策では異次元の対策とかなんとかいって、言葉遊びをしている時ではないのです。
かといって、私に何かいい案があるなんてことではありません。せめて悩み苦しみ、どうしたらいいのかみんなで考えていくことがニンゲンとして最低限必要なことでしょう。こういう社会をつくった大人の責任としてこの問題をとらえ、ずーと悩み考えていくことが大人の責任ではないでしょうか。
WBCの日本VSイタリアがどうのこうのと言っている場合ではないのですが、テレビは朝から、きのうから何度も何度も野球のことばかり繰り返し放送しています。別に正義ぶるわけではないですが、それでいいのかと思ってしまいます。
せめてこのことを心にとめて、この社会を何とかしていこうという気持ちを持ち続けて生きる、子どもたちに接するということが必要ではないでしょうか。