何か悪いものでも食べちゃったのか…と言っても家の中だし。
それともストレスだろうか?
姫はいくら遊ばせても遊び足りない様子だったから。
それとも風邪かインフルエンザか!
いつも行っている動物病院へ連れて行った。
キャリーに入れられると殺されそうな声を出す。
車で訳5分、その間中ヒンヒン言って、まったくチョビに似て臆病な姫様だ。
病院へ着くと、いつもの優しいアハトさん。
注:アハト Animal Health Technicianの略した言葉で、いわゆる動物の看護婦さん。
今日はどうしました…って、下痢しているんですけど。の問答に、すぐに診察室に入ることが出来た。
獣医師のT先生。 ちょっと仏頂面で強面なのだが、腕だけはピカイチだと思っている。
チョビの時、子宮蓄膿症で子宮から卵巣まで緊急に全摘してしまわなければ
生命が危ぶまれる事態だった時の手術の腕は、さながらブラックジャックのようで
すでに老犬の部類に入っていたチョビは麻酔の時間との競争で
別室で待機していても手術の様子は見る事が出来たのだが
縫合する時の手さばきには、思わずホレボレする程の手際の良さだった。
そこに どんな汚いペットであろうと、どんなひどい状態のペットであろうと
嫌な顔ひとつ見せずに優しい笑顔のアハトさん。
最強の動物病院だと私は思っている!
そうそう それで姫様。
お尻に体温計 ギャ~~~~ン!!と私の腕の中に顔を突っ込む。
次に聴診器でよく調べて、便を採取し顕微鏡で調べた。
あのですね…。 な・なんだ?
食べすぎです!! 食べすぎ~~?
確かに上から見るとお腹がポッコリ…。
食べすぎかぁ…そう言えば以前娘が言ってたっけ。
この家のペットで痩せてるのっていないね!って。
確かになぁ~ ポチコにしたってあの通りだし
コビスケは来た時の倍ではきかないくらいになってしまったし
私自身を初めとして、夫も息子も間違いなく痩せてはいない。
娘二人はお年頃のせいか、スマートさを保ってはいるが
ちょっと 油断をすると太ってしまうと怒られた事もあった。
とにかく、整腸剤の注射を打ってもらい粉薬5日分。
その日の夜は絶食で、次の日からのエサも控えめに!と言うキツイお達しだ。
夜にエサを与えないで遊ばせていると、悲しげな声をあげてエサをねだる。
夕食を食べているとジッと見つめて、食べたい攻撃ビームがっ…。
内緒だけど、ほんの少しだけあげちゃった…(≧∇≦)