ラーメンを喰った帰り道。新型ストリームのカタログ収集目的で、ホンダに立ち寄ったのだが、ついつい営業マン氏のお言葉に甘えて、試乗させてもらうことにした。素晴らしいことに、今回の試乗は「営業マン同伴無し・試乗コース自由」だったので、堪能させてもらいました。
ステアリング周りに、シビックとの強い血縁を感じさせるが、このクルマ、実はシビックよりもずっと運転しやすい。寸法が5ナンバー枠に収められていることもその一因だが、なにより、最近のミニヴァン系のクルマにつきものの「A’ピラー」が無いため、交差点の右左折時に、周囲の状況を確認しやすいのだ。
また、このクルマはとても静かである。街乗りにおいては、ひょっとしたら、私のレガシィ2.0i以上に静かかも・・・特に、ロードノイズがよく抑えられている。そして、ミニヴァンであることを感じさせず、まるでステーションワゴンのように、キビキビかつしっとりと走る。3列目に座ってみたところ、窓が小さいため、頭の周りの開放感はないが、足元は広く、十分座れる。これなら3世代でファミレスなんかに食事に行くくらいならば、実用に使える3列目席だ。
ストリーム。総じてなかなかいいクルマであった。だがしかし、最近のホンダ車のフロントマスクの強面ぶりが、どうもなじめない。オデッセイもストリームも、初代のたたずまいは知的な感じだったのだが。「強面だけどいい人」って、まるでどこかのラーメン屋さんの店主さんみたいだなぁ・・・