久々に一家揃って、小樽方面へのドライブ。まずは、妻のリクエストにより、祝津パノラマ展望台へ。
ここから見る日本海は、水平線がゆるく湾曲して見え、地球が丸いことを実感する。
10月中旬ともなるとやはり肌寒い。加えて本日は、雨こそ降らなかったものの、非常に風が強かった。
海岸に打ちつける荒波を見ていると、「哀しみ本線日本海」を思わず口ずさんでしまう。
そして、いよいよ私のお目当ての「ニューなると」へ。
私と長女は「若鶏・寿司セット」(1,800円)をオーダー。妻は「若鶏・二色丼セット」(1,800円)を「サーモン&うに」で、次女は「えびフライ定食」(980円)を、ご注文。
湯呑みのデザインも凝っていて、それを眺めているだけでも愉しい。
お茶を啜りつつ、待つこと約15分。いよいよ「若鶏・寿司セット」とご対面!
ミツバのシャッキリ感が秀逸な味噌汁を、まずはいただく。
そして、寿司7貫に、舌鼓。シャリとネタのバランスに優れた、このお寿司。この段階でかなり満足状態である。
だが、メインディッシュはやはり、この「若鶏半身揚げ」。
皮はサクッと軽い食感に揚がっており、肉そのものは柔らかく仕上がっている。しかも、その肉はあくまでも淡白な味わいで、脂ぎっていないのが素晴らしい。いやあ、んまい半身揚げだ!
小骨も芯まで火が通っており、カリカリといただけるのが見逃せないチャームポイント。
いやあ、喰った喰った!残った骨を鶏ガラスープ用に持ち帰ろうかとも思ったが、今回は、一応、自粛しておいた。
なお、妻と長女は「満腹状態」になったために鶏半身揚げを完食することが出来ず、残ったそれは「お持ち帰り」にさせていただきました。
その後、女性陣のリクエストにより、「大正硝子館」に立ち寄った。
私が店の前に流れる浅い川にふと目をやると、なにか大きな魚が泳いでおり、それをウミネコが狙っている。
「鮭の俎上」である。いやあ、こんなところに上ってきても、産卵する場所などないだろうに・・・
今年の猛暑で水温が上昇したために、彼らのセンサーが狂ったのだろうか。微笑ましいような、なにかせつないような、そんな出来事であった。