単身赴任の昼食の基本は、やはりカップめんである。
コープさっぽろで税込125円で購入の、「サッポロ一番 いなば食品監修 チキンとタイカレー味グリーンカレーヌードル」で、気分はエスニカルなランチ。
ココナッツミルク+カフィルライム+レモングラス+青唐辛子=タイ風グリーンカレーヌードルなのだ。
しかしながら、原材料に「しょうゆ」が使われているところに、メイド・イン・ジャパンを感じる。
ものぐさ太郎に嬉しい、別袋なしでスープ・麺・具材が一体の、「オール・イン・ワン」タイプ。
お湯を注ぐだけでいいという手軽さに加え、プラスチックごみ削減の観点からも、カップめんの理想形と言えましょう。
お湯を注いで3分。
具の密度が薄めながらも、甘く危険なかほりを放ちつつ、それは完成。
妙に背伸びをしない、分相応の、平打ち麺。
若干のふにゃつき感は否めないものの、スープをしっかりと拾ってくれる。
カップめんの麺は、これでいいのだ。
ココナッツミルクの甘さに内包された、青唐辛子のしっかりとした辛さ。
「美しいが、手厳しい女性」に、叱られたかのような気分。
しかしながらそれは、決してネガティブな意味ではなく、むしろ喜びに昇華すると言って差し支えない。
薄めの厚さながらも、しっかりとした歯ごたえのチキンの存在も、見逃せないチャームポイント。
決して、悪くない、ランチタイムであった。