単身赴任地宅の食品庫は、買いだめしたレトルト食品で溢れかえっている。
それらを整理すべく、その日のディナーには、「ハウス カリー屋コクデミカレー」をチョイス。
昨年7月に、ダイソーにて税込108円で購入した品である。
レトルトだと思って悠長に構えていたところ、賞味期限を過ぎてしまった。
なので、取り急ぎ、喰うことに。
作り方は「湯煎」と「レンジ調理」を選べるが、経験上、この手のレトルト製品は、「湯煎」の方が間違いなく、旨い。
「レンジ調理」だと、水分や油分が分離してしまい、芳しくない。
箱には「レンジ調理でも品質に問題はないので、よく混ぜてください」と書かれているが、私はそうは思わない。
根拠はないが、きっと張本勲氏も、私の意見に同意してくれるハズだ。
湯煎後3分。そしてそれは、私の思惑どおり、まろやかに出来上がった。
デミグラスソースの効用か、まるでビーフシチューとカレーが融合したかのような、デリーシャスなお味である。
福神漬を添えるのは、小学生の頃に読んだ「包丁人味平」にインスパイアされた、私のたしなみ。
個人的にはもうちょっと辛くてもいいかな・・・と思わないでもないが、デミグラスソースの味わいを活かすには、この辺が落としどころなのだろう。
108円+米+福神漬+電気代+水道代+ガス代で味わえた、満足いくディナーであった。