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Lake Griffin
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麻婆豆腐

今日は振替休日だが、午後仕事。氷雨が降って冷たかった。

麻婆豆腐(白葱を縦に四分の包丁を入れ、小口切りしていく。椎茸を五ミリ角ほどに切る。中華鍋にニンニクみじん切りをサラダオイルで炒める。豚ミンチを加えてほぐすように炒める。白葱と椎茸を加えて炒める。花椒辣醤と紹興酒、濃口醤油をあわせたものを加えて、よくまぜる。溶き片栗粉を加えてまとめる。ごま油をかけ回して、大皿に盛る。香菜と花椒を散らす。花椒辣醤をつかうのははじめてだったので、塩分と辛さのバランスが悪く、豆板醤をくわえて食べた。最初から入れておけばよかったか。空心菜の塩ゆでとご飯とともに食す)

2008-11-24 20:06:55 | 夕食・自宅 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


『古田織部の茶道』『へうげもの』

桑田忠親、1990、『古田織部の茶道』、講談社学術文庫
山田芳裕、2005-、『へうげもの』、講談社(モーニングKC)

古田織部、あいにく、彼が戦国の武将であったことと織部焼に名を残していたことをのぞき、ほとんど知識にかけていた。千利休の高名にかくれていたというべきか。私は、茶道に関心もないし、ましてや習ったこともないのだが、マンガの『へうげもの』を読んで、刮目することになった。それで、改めて古田織部のことを知りたく思い『古田織部の茶道』を手に取ったということではある。
中世から近世への革命は、社会階層が逆転する下克上の時代が引き起こしたが、その政治的な主人公、織田信長は、美の世界においても、それまでの価値観を逆転させた。信長とともに世に出た古田織部こと「佐介」もまた、時代の寵児であったというべきか。戦場を駆け、同時に茶道と茶道具に命を燃やす「へうげもの」として、生を全うする人生、最後は大阪夏の陣に関連して、徳川家康に切腹を命ぜられ、一族は断絶する。豊臣秀吉に死を命ぜられた千利休が後に名を残しているのにくらべると、いささか、気の毒な気もするが、これも、まさに「へうげもの」としての生を全うしたことになるのだろう。
「へうげもの」という呼び名は、マンガの作者が名付けたかと思っていたが、古田織部の茶会で使用した瀬戸の器について「セト茶碗ヒヅミ候也。ヘウゲモノ也」と書かれているそうで(桑田 211頁)、まこと、古田織部の呼び名にふさわしい。

なお『へうげもの』は『モーニング』誌に連載中である。

古田織部の茶道 (講談社学術文庫)
桑田 忠親
講談社

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へうげもの―TEA FOR UNIVERSE,TEA FOR LIFE (1服) (モーニングKC (1487))
山田 芳裕
講談社

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2008-11-24 10:10:42 | 読書 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


『魯山人の美食』

山田和、2008、『魯山人の美食:食の天才の献立』、平凡社新書

1998年に松坂屋美術館(巡回展)で開催された「北大路魯山人展」を見たのをきっかけに、何冊か魯山人についての本を買って読んだことがある。魯山人展は、陶器と書画が展示されていて、アーティストとしての彼に焦点が当てられていたが、その作品は、彼自身が料理の腕を振るった高級料亭「星岡茶寮」で使用するのを前提に制作されたものであったという。
買ったものの一冊が、魯山人の生誕百周年記念特集と銘打たれた別冊太陽の『北大路魯山人:美味求真の生涯』であった。こちらは、魯山人の年譜や陶器書画などの作品、器に盛られた魯山人好みの料理の写真、かれに関する対談などが盛りだくさんに書かれていて、all about Rosanjinの呈であった。

本書は、魯山人ゆかりの父をもつ作者が、その裏話も交えながら、魯山人の料理のヒントを伝えていて興味深い。魯山人の美食追求は、旬のおいしい材料を惜しげもなく求めるのは、少々無理があるにせよ、買い集めた材料を魯山人のレシピをつかって再現するのもまた、面白かろう。
本書に記録されているレシピは、ヒント満載である。本書を読む間に「すき焼き」をつくったが、魯山人が下々とする作り方であったかと・・・。ともあれ、たまには、レシピを時にはひもといてみようか。

魯山人の美食―食の天才の献立 (平凡社新書) (平凡社新書 427)
山田 和
平凡社

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北大路魯山人 (別冊太陽 日本のこころ41)

平凡社

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2008-11-24 09:52:46 | 読書 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )