South Is. Alps
South Is. Alps
Coromandel
Coromandel, NZ
Square Kauri
Square Kauri, NZ
Lake Griffin
Lake Griffin


富山県南西部の町おこし/村おこし

前夜、城端の町外れにあるオーベルジュに泊まった。一晩3組しか泊めないとか、田んぼに囲まれ、森に囲まれる城端の町を見渡す、なかなかの景観である。また、木造の建物(おそらくは、現地の古くからの建築様式をいかしたもの)もすてきなのだが、ミシミシどんどんと響く。食事は、夕食も朝食も悪くなかったとおもう。ご飯、釜で炊いたものでなかなかであるし、また、地産地消をめざすという食材も悪くない。しかし、フレンチとは言うものの、この程度だと、町では洋食屋さんでも出すかもしれない。もっとひねってもいいのかもしれない。そして、この路線は、全国ありがちである。ここだけのアピールが何か、景観や食素材だけではなく、もう少し歴史や文化と接点があってもよいのではないか。とすると、ヌーベルであれなんであれのフレンチではなく、むしろ、焦点は地元の料理ということになるのではいかとおもうのだが。

今朝は、宿をチェックアウトしてまずは,城端の町を巡った。その前に、宿のご主人のお話を聞いた。この宿は間もなく、5年目に入るとのことで、自分の在所に新しくたてたもの。子供の頃からの自分お部屋からの眺めが、田んぼと森だったという。日曜というのに朝早くから田にでている農家の方がいて、可能な限り無農薬を目指したいので、雑草は手作業でとっているのだそうだ。また、この集落では、ここの農家ではなく、集団営農を行っているとのこと。これによって、農薬をつかわない農業が可能になったという。しかし、同時に、産物をどのように商品化することも課題とするとのことである。オーベルジュもひとつの試みではあるが、農家の生産品を生かした起業が望まれるところであろう。

チェックアウトのあと、城端の町を巡った。小京都のふれこみで、建物はひとつひとつ、なかなかの味わいとは思うが、どうして、あのように大規模な道路計画を行ったのであろう。おそらくは、曲がりくねった細い道筋がかつて町を覆っていtであろう。現に、メインストリートを外れるとそのような街路がある。しかし、メインストリートを通したおかげで、何かむしろ、殺風景な景観をもたらしたのではないか。この町を訪れた旅人は、再び帰ってきたいと思うのだろうか。また、どこでもありがちな、「よさこい」ブームに乗っていいのだろうか。曳山の味わいをどのように伝えていくのか、やはり、一工夫も二工夫も必要なのだろう。

次に、利賀村のそば村にいった。うーん、利賀村は芸術祭を誘致し、ある意味では、村おこしの先駆者であろう。しかし、このそば村は、あまりにも既成概念にとらわれてはいないか。山村=そばなのだし、世界のそば産地とネットワークを組む。これも悪くはないけれど、驚くような味になっているのだろうか。

北上して、砺波平野の散居の景観の中をめぐった。そのなかで「となみ散居村ミュージアム」にたどり着いた。ここは、散居という景観のネットワークの拠点として、従来の博物館のものを置き、そこでしかみられないというものを、散居という景観にそぐう形で、情報を提供するという発想で企画されたものであろう。しかし、それでも、従来の視点、つまりは、ものを持ち寄ってくる新しい建物ができていて、収集された民具が所狭しと並べられる。たまたま、最近にオープンになったようで、周辺の老人たちが招かれたようだ。彼らの展示品に対する、思いの語りが面白かった。こうした形がもっと生かされないものか。
また、散居の住宅が新旧と移築復元されていて、これはこれで面白い。ただ、やはり、もう少し具体的に見せるための情報提供の仕組みを提供することが必要だろう。たとえば、ハンディGPSをつかったオリエンテーリングを通じて散居の暮らしが環境保護に合致しているといったダイナミックな情報提供の仕組みを考えてもよかろうと思う。あいにく、行政にありがちな箱ものをつくって、これで終わりとはならないようにしてほしいものだ。

2009-06-28 22:53:19 | 博物館/美術館など | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


パスタカルボナーラ

富山県下をめぐって帰ってきた。そのことは別に記すとして、東海北陸縦貫道の清見インターに近づいたところで、郡上八幡を先頭とする渋滞が表示されていたので、まずは、キュルノンチュエによって、ポアトリーヌヒュメなどを買いに横道にそれた。清見の道の駅で時間を過ごそうと思ったが、営業終了時間が早くて店が開いていない。結局、渋滞のさなかにつっこんだ。渋滞8キロという表示で、通過するのに小一時間を要した。原因ははっきりしている。道路管制の失敗だ。郡上八幡付近でボトルネックがあると解っているのに、途中開通させた道路を片側2車線のフル利用させている。これでは、この区間の通過速度が上がって、ボトルネックに通過車両がアルレルことが解っている。へたに途中区間を4車線にする必要はないとおもう。

ともあれ、20時過ぎに帰宅。清見の道の駅をでたのが、17時40分ほどであったので、渋滞を通過したにしては、それなりのものであったか。

パスタカルボナーラ(あらかじめ、パルメジャーノをおろし、黄身、牛乳、塩胡椒を加えて溶いておく。ポアトリーヌヒュメを一口にきって、フライパンで炒める。アルデンテに茹でたリンギーネを湯切りしてフライパンに加えてからめる。ざっと絡んだところで用意の牛乳ミックスをくわえる。もろもろに固まらない前に、まとめて大皿にもって供する)
プチトマト(渥美半島の同僚からの頂き物、先週にいただいていたのだが、使い切っていなかった。甘く、おいしい)
枝豆(江南の畑でとれた野菜が留守中届いていた。今夜は、まずは枝豆。枝豆を塩ももし手荒い、塩ゆでする。できるだけ、アルデンテな感じを残したい。ざるにあけたあと、塩をふる)

2009-06-28 22:37:02 | 夕食・自宅 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )