たしか、台湾に初めて行ったのは1999年の暮だっただろうか。卒業生が遊びにこないかと誘ってくれて、新竹に3泊、台北に1泊したと思う(
1999年台湾旅行の記録)その翌年3月には、カナダと台湾を、2泊の自宅を挟んでハシゴするという無謀な公務出張もあった。それ以来、再訪する機会がないのだが、本書を読んでその気がますます高まってきた。巻末に描かれる「環島」の旅もいいな。
新型コロナ騒ぎでも、一躍沈静化に成功するなど、民進党政権の政治は安定感が高まっている。かといって、香港の情勢を見ても、大陸との関係は一筋縄ではいかないようだ。
日本との関係が深いというだけでなく、台湾のことはもっと知っておいて良いなと改めて思った一冊だった。先住民がいて、多様な大陸からの植民者の侵入、支配者の交代、言語の問題、文学や映画、料理などなど、知りたいことが山積み。