『漱石と熊楠 同時代を生きた二人の巨人』
漱石と熊楠は同い年なんだ、という単純なところから手にとった本書、両人の著作をすべて読むようなことをしたこともしようと試みたことがないのだが、改めて本書で両人のことを知ることができた。その上でどっちと付き合いたいかというと、熊楠のほうかなあ。最近、地衣類のことや人新世(Anthropocene)のことに興味を持っているので、熊楠に聞いてみたい気がする。
慶応三年生まれとのことなので、この際と『慶応三年生まれ 七人の旋毛曲り―漱石・外骨・熊楠・露伴・子規・紅葉・緑雨とその時代 (新潮文庫)』を手に入れることにした。もう古本しかないようだけれど。