高田郁、2009、『花散らしの雨 みをつくし料理帖』、角川春樹事務所
「みをつくし料理帖」第二弾。江戸の町の人情と料理の話。
2012-04-22 22:58:26 |
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グレゴリー・デイヴィッド・ロバーツ、『シャンタラム〈上〉〈中〉〈下〉』、新潮社 (新潮文庫)
オーストラリアの伝説的な悪漢「ネッド・ケリー」(http://ja.wikipedia.org/wiki/ネッド・ケリー)を彷彿とさせる、主人公のシャンタラムは本国のオーストラリアでささいなことから、武装強盗を働き逮捕されるも脱獄して、インドのボンベイでギャングの仲間として生きる。ただし、彼自身は、生きるために実を流れに任せたからギャングの一味になったのであって、彼自身は、ひょんなことから知りあった仲間とともにスラムに住み、また、贋医者として働き、貧しい人々から尊敬を集める。ギャングの親玉も実のところ、ながれ流れてボンベイにやってきたアフガン人で、彼とともに、ムジャヘディンとしてアフガンで戦う。
この波乱万丈の半生は、著者の実体験だという。かれは、ボンベイでの生活のあと、オーストラリアに戻って、刑期を務めたあとこの小説を書き上げたのだとか。この大部の小説を一気読みするのは至難だが、少しずつでも読み進んでシャンタラムの生き様を追ってみるのも一興だ。人間、生きていくことは難しい。戦わなければならないこともある。しのがなければならないこともある。そんなことを感じることができるというものだ。
2012-04-22 22:33:04 |
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三十年近い昔、オーストラリアのダーウィンでの夕食を何度もとった「 Latin Tavern」と言うレストラン。今はもうないのだが、イタリア語訛りの英語を話す一家が経営していた。私たちは、ダーウィン滞在中何度も足を運んだ。当時は、移民たちの店が頼りだった。というのも、土日はほとんど店は宗教上の理由で休業するのだ。しかし
、移民たちの店は別だった。中国人のやっている小さなスーパー、イタリア人らのレストラン。
そんな想い出のひとつが、「スカロッピーニ・ア・ラ・レモン」というメニュー。まあ、正確に再現できたとは思えないが、それなりに近かったような。要は、ビフカツにレモン味のタマネギが載せられてくるのだ。ネットを見ると、肉のソテーのレモンソース煮なんだけれど、Latin Tavernはこうだったんだけれどなあ!
スカロッピーニ・ア・ラ・レモン(ランプステーキ肉を包丁の背でたたいて、広げておく。表裏に塩胡椒。この間、タマネギ薄切りとニンニク薄切りをオリーブオイルで炒めて、少しきつね色になったところで白ワインを少々。続いてレモン汁。塩胡椒。バターをひとかけ。レモンの皮をむいて、内側の白い苦い部分をそいで、細く刻んでおいてくわえて炒める。これをとっておく。ランプステーキ肉を溶き卵に通して、生パン粉をまぶして、160度のサラダオイルでじっくりと上げて、仕上げは、180度まで温度を上げる。このカツレツの上に、電子レンジ等で再加熱した炒めたタマネギを載せて供する)
ゴルゴンゾーラパスタ(ゴルゴンゾーラチーズをフライパンで加熱。ここに生クリームをくわえて、じっくりと加熱。アルデンテのリンギーネをくわえてからめて出来上がり)
ルッコラとパルメジャーののサラダ(江南の畑から来たルッコラの間引き。ここにカタツムリがついてきていて、雨だったので、マンション入口の植え込みに逃がしてやった。冷蔵庫の中はさぞかし冷たかっただろう)
空豆の炊き込みご飯(空豆を、日本酒、薄口醤油、だし昆布、とともに炊き込む)
ルッコラのおしたしと、グリーンアスパラの即席漬け(ルッコラは、江南の畑の間引き菜!それで贅沢におしたしができるというもの。塩で湯がき水にさらす、ざくっと切ってよく水をしぼる。シラスと薄口醤油を混ぜてあえる。グリーンアスパラは、皮を剥き、塩、薄口醤油、だし昆布、水のつけ込み駅に、30分!)
金目鯛の煮付け(日本酒を煮きりする。ここにたまり醤油を。煮立ったところで、水を。小が薄切り、レモングラス数本をくわえて、尾頭の半身を落としぶたで踊らないように中弱火で煮付ける)
豆腐のみそ汁
今晩は、家内がお稽古ごとに出かけ、夕方から一人!
スープカレー(前夜のレンコンと鶏肉のスープにタマネギの炒め物とカレー粉、塩を少々追加、ローリエも。しばらく煮込んだ。前夜とは全く違う味。まあ、当たり前か。オーブントースターであぶったナンをつけながらともに食する)
キュウリのヨーグルトサラダ
明太子スパゲティ(明太子の皮に切り目を入れてほぐしておき、ここにアルデンテにゆでたカッペリーニをあけてフレッシュオリーブオイル、焼き海苔とともにあえる)
レンコンと鶏肉のスープ(レンコンと人参を大きめの賽の目に切る。深鍋にサラダオイルをしいて、手羽中をやいてレンコンと人参をくわえて、ざくっとあえる。日本酒を少々。でも、これは、おいてある頂き物の白ワインが少々甘めだったので遠慮した。水を加える。ローリエ、赤唐辛子、クミンシード、ディルシード、塩胡椒を加えて煮込む。もも肉を加える)
たまさか(これは、たまさかできたハプニングレシピ。無水鍋にオリーブオイルをしいて、新タマネギをまるごと、ただし、上下から十文字で包丁を入れておいたものをおく。合い挽きミンチに全卵、塩胡椒、ナツメグ、シナモン、チリパウダーをくわえてよくねったものをスプーンですくって隙間に落とす。余ったらタマネギに乗せる。ズッキーニとエリンギを一口に切ってこれを隙間にいれる。生姜焼き用の豚肉をこれらにかぶせるように乗せる。塩胡椒。白ワインを加えて、フタをして蒸し煮。悪くないと思う)
ルッコラとパルメジャーノチーズのサラダ
フキの煮物(先を折って繊維を剥く。酢水にさらした後、酢水でゆでる。カツオ出汁+昆布出汁+日本酒に薄口醤油を加えて煮る。湯葉を落とす)
空豆の塩ゆで
小松菜のごま和え
ワカメと桜えび(乾)のみそ汁
なま節とじゃこ天(マヨネーズに濃口醤油、赤唐辛子粉を加えたものにつけて食べるとよろし)