東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

田んぼに防鳥用網をかける

2008年08月23日 | 稲:その他

 稲が出穂して開花を始めたのに合わせて田んぼを網で囲いました。この地域では稲を作る人が少ないため、おのずと田んぼの面積は狭くなります。するとその狭い田んぼをめがけてスズメなどの害鳥が集まってきます。広い田んぼでは害鳥の被害が目立ちませんが、狭い田んぼは致命的です。乳熟期のお米は吸われてしまい、硬く実ったお米も食べられてしまいます。網を張らないと収穫は全く望めません。
 去年耕運機を譲ってもらった農家は、その被害でついに米作りをあきらめてしまいました。田植え後の農作業は一般的には除草が辛いのですが、ここでは網張りが一番の辛い作業です。少しでも隙間があると、スズメに入られて稲を食害されていまいます。

               網を張っている途中の田んぼ


 今日は8月にしては異常に肌寒い一日でした。小雨の中を網をはりました。稲は降る雨と水滴で濡れていました。このため、下半身がびっしょりになりながら網を張っていきました。
 最初、束ねた網を解いて田んぼの畦に沿って一列におきました。そして、結んだ紐を解いて網を開放しました。続いて、事前に張っておいたロープに沿って網を乗せるようにしながらかけていきました。田んぼはぬかるんでおりなかなかの難作業でしたが、2時間ほどで網をかけ終わりました。作業の途中から雨が強くなってきたため、裾は後日止めようと思います。

           網を張り終わった田んぼ、裾は後日止める予

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