東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

網にからまるオニヤンマを救出

2010年09月13日 | 生き物

 先日、田んぼに防鳥網を架けました。その網を見回っていると、とんぼのオニヤンマがからまっているのを発見しました。オニヤンマは特徴のある色合いをしているので遠くからでも分かります。黒地に黄色い筋が映える色です。大型のとんぼのため網にたやすく絡まるようです。オニヤンマ以外のとんぼがからまることがあります。シオカラトンボはオニヤンマ以上にたくさんいますが、体が小さいためあまり網にからまりません。

  防鳥網にからまるオニヤンマ           黒地に黄色が映える色
 

 網から優しくオニヤンマを外して、親指と人差し指でオニヤンマの胸部を掴みました。オニヤンマは掴まれることを嫌がって、盛んに鋭い口をもぐもぐさせていました。ゴーグルのような緑色の複眼をじっと観察していると、おとなしくなりました。一通り観察を終えると掴んだ指を離すと、スーっと飛んで行きました。
 この田んぼは無農薬・無肥料のため、そして田植えから稲刈りまでの期間一切水を絶やしません。このためとんぼをはじめいろいろな昆虫が住んでいます。

               胸部を掴まれておとなしくなったオニヤンマ

コメント
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