この古いGeneral製トランジスタラジオ 6G630の修理履歴です。それぞれをクリックしてください。
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革の修理に四苦八苦する上に、今では販売していない旧式電池のためにどのように修理しようか迷っていたGeneral製トランジスタラジオの修理を再開しました。このラジオを動作させるためには、今では購入することができない旧式電池(BL-M106又BL-R006)が必要です。この特殊な電池は、形状が単2に似ている9Vの電池です。
特殊な9V電池を使用するトランジスタラジオ
今回、修理の方針を決めました。完全に元のままに修理するのであれば、電池がないためラジオを受信することができません。このため、最低限の改造をしてラジオ放送を受信できるようにしました。その改造は、同じ9Vである006Pを使用できるように端子を交換する方法です。
ラジオとして機能させるには、006Pが使えるように最低限の改造要
最初に今ある端子が006Pに使用できないか調べてみると、BL-R006用の単は径が大きくて006Pには合いません。やはり、006P用の端子に交換するしか方法がありません。トランジスタラジオ創世記に販売していた電池BL-R006は淘汰されてしまったようです。ビデオのベータがVHSに淘汰されて販売されなくなったようなものでしょうか。
このラジオに必要な特殊電池 BL-R006用の端子
改造は、第一に現BL-R006の端子を根本1cmで切断します。第二に006Pの端子を取り付けしました。根本1cmを残したのは、将来BL-R006用端子に回復する場合を想定してです。006P用端子を取り付けて電池006Pを取り付けてみました。しかし、微妙に電池の角が当たってラジオの筐体に収納できません。困りました。
根本1cmでBL-R006用端子を切断 微妙に電池006Pの角が当たる
それでも電池006Pを収納できないかどうかあれこれと動かしているとうまく収まる個所を探すことができました。少し斜めに006Pを入れると、ちょうどよく収まる個所が一点だけありました。これで電池の問題は解決しました。古いBL-R006用端子は筐体の空いた隙間に収納しました。将来の回復を見越しての収納です。
電池006Pを入れてこの古いラジオのスイッチを入れると、音量が最小でも「サーッ」と言うホワイトノイズのような雑音が出ました。しかし、音量を上げていくと元気よくラジオ放送を受信しました。
丸は、基板の隙間に収納したBL-R006用端子