先日、柳井市の茶臼山古墳を中心に散策しましたが、今回はその東隣のJR柳井港からJR大畠駅までを散策してみました。柳井港周辺は子供の頃に何度も来たことがあるので知っていましたが(とは言っても50年もの昔)、大畠方面は初めての散策です。瀬戸内海の笠佐島を見ながらの高台は、なかなかのウォーキングルートだと思いました。
柳井港近く、琴石山登山口踏切傍 春日神社の長い境内
JR柳井港駅西側近くの旧188号線から踏切を渡ると、すぐのところに春日神社があります。鳥居をくぐり長い境内の小道を進むと神社の建物があります。周りはこんもりした林になっており、柳井市の有名木が何本があるようです。例えば、とても大きなヤマモモの木がそびえるように立っていました。綺麗に掃除されているので、この神社は昔から地元の方々から大切にされてきた神社ではないでしょうか。神社裏に回ってみると、眼前に琴石山がそびえるように立っていました。この付近は、琴石山への登山ルートの一つです。
静かな林に囲まれた春日神社
神社の参拝を終わると、山陽本線北側を線路伝いに東に進みました。JR柳井港駅北側の道は、人が一人通れほどの狭さです。その狭い道は、JR柳井港駅を見下ろせるほど一段高くなっていました。JR柳井港駅北側をしばらくして進んで、再び踏切を渡って旧188号線に出ました。そして、柳井港街の旧道に入りました。そして松戸八幡宮にお参りしました。
188号線から左の旧道に入る 急な石階段上の松戸八幡宮
松戸八幡宮は、遠崎小学校の北側に接する場所にあります。普通の神社ですが、素晴らしい石段を登ります。急な石階段を上ると、だんだん視界が広がって海が見えるようになります。神社から笠佐島や上関半島が良く見えました。昔は、この神社から海が今より広々と見渡せたのではないかと思います。
素晴らしい一直線の急こう配の石階段
松戸八幡宮を参拝し終わると、妙円寺内の月性展示館に行きました。月性(げっしょう)は幕末の尊王攘夷派の指導者だった人で、この妙円寺で住職の傍ら海防などを指導していたそうです。第二奇兵隊の世良修蔵もここで月性の指導を受けたとのこと。ちなみに世良修蔵は戊辰戦争中の東北で襲撃され亡くなりましたが、これが奥州列藩同盟の発端の一つになったようです。NHKの「八重の桜」での会津攻めの遠因になった人です。月性展示館近くにある遠崎小学校では、月性が始めた教練を踊りの形で伝えているそうです。
妙円寺の月性展示館 柳井港の高台から柳井湾を見下ろして
月性展示館を過ぎてそのまま大畠に行くには、普通国道188号線を進むことになります。しかし、今回は柳井港街から踏切を再び渡って高台に登り、海岸を見下ろすコースを散策してみました。
松戸八幡宮から月性展示館までのコース、最初はいったん188号線に戻ってから行きました。しかし、遠崎小学校横を通って行った方が早く行けることに後で気がつきました。みんなとウォーキングするときは、遠崎小学校脇を通る行くコースにしようと思います。
柳井港街の高台から周防大島,笠佐島を見下ろして
柳井港街から高台へ登り、瀬戸内海を見下ろす素晴らしい景色を堪能しながら進みました。しばらく進むと、大畠斎場があり、続いて奥まった場所に特別養護老人ホーム 大畠苑がありました。さらにその奥に大畠ふれあい公園と大畠バイテクファームの温室群がありました。今回は時間が無かったため温室は見学しませんでした。みんなと来る時はぜひ見学したいと思います。
特別養護老人ホーム 大畠苑 大畠バイテクファームの温室群
特別養護老人ホーム 大畠苑を見下ろす場所にある、大畠ふれあい公園で休憩しました。公園は芝生の急斜面に作られており、きのこ型の小屋が2個ありました。この頃になると、大畠がだいぶ近くに見えます。鳴門小学校近くになると、周防大島と本州を結ぶ大島大橋がだんだんと近づいてきました。
周防大島と本州を結ぶ大島大橋が、だんだん近づいて見える
JR大畠駅近くで、再び踏切を渡って海側に出ました。国道188号線は交通量が多いため、静かな旧道を通ってJR大畠駅の南側に進みました。JR大畠駅の南側はとても静かで、誰もいない堤防が続いていました。堤防によじ登ると、大島大橋が目の前に見えました。ここで少し休憩をとってから家に帰ることにしました。寄り道し過ぎたためか、JR柳井港からJR大畠駅までは約13kmの道のりでした。
堤防沿いのJR大畠駅南側 JR大畠駅からの大島大橋