去年の12月椎茸(しいたけ)用の原木を伐採しました。その後3ヶ月を経て少しは乾燥したので、今回その伐採した原木を90cm間隔で切断しました。後日、この90cm間隔で切断した原木に椎茸の種菌を接種します。今年中に菌が原木中に蔓延して、早ければ来年から椎茸が収穫できると思います。一昨年までは父親と一緒に伐採や切断をしましたが、さびしいことですが今年からは私一人が伐採や切断をします。
倒れた原木をチェーンソーで90cm間隔で切断
切断する上で一番困ったことは、他の木に寄りかかった原木です。寄りかかった原木の根元から90cmを切ると、積み木落としのように上の木がどすんと地面に落ちます。このような作業はとても危険ですので、いったん原木を地面に倒すことにしました。そのため手巻きウインチを使いました。原木を切断するよりも、倒すことに時間がかかってしまいました。
積み木落としのように 倒立した幹を
幹下を切断すると上の幹が落下し倒立 ウインチで引っ張り倒す
山で伐採した原木を倒して90cm間隔で切断し終わると、次に小麦畑に行きました。そして、小麦横で伐採した原木2本も山と同じように90間隔で切断しました。この2本から切り出した原木を椎茸用として持って帰りました。
90cm間隔でチョークで印を付ける 印の通りにチェーンソーで切断
山での原木切断に苦労したためか、小麦畑横での切断作業は簡単に済んでしまいました。幹の直径も10cmでしたので、楽に切断することができました。唯一大変だったのは、切断した幹を一輪車で持って帰ることでした。10本もの幹を積んで運ぶので、一輪車を運ぶ腕や肩が疲れました。
切断した原木の幹を一輪車に積み込む
一輪車にはチェーンソーやガソリンも一緒に積むので、すべて合わせて50kg以上の重さになったと思います。人を一人載せて運ぶ重さです。途中で休み休み運びました。
今回、5本の原木を切断して全部で40本位の椎茸接種用原木ができたでしょうか。原木全てを作業小屋に運び終わると、椎茸菌を接種する準備を始めました。その準備の一つとして、種駒を打った原木の伏せ場を作りました。日が当たらず、湿気が強い場所です。何段にも原木を積むので、その重さに耐えるように木のハンマーで地面をたたいて地面を固めました。
休み休み一輪車で原木を運搬 原木を伏せる場所を作る
これまで父親が同様な伏せ場を作っていましたが、そこは午前中に日が当たります。そのため、一部の原木が乾いて椎茸菌が死んでいました。今回、1日中日陰で,湿っていて,かつ風通しが良い場所を新たに伏せ場としました。ただ、その場所は地面が斜面になっているため、低い側にレンガを積むなどして、水平になるようにしました。今後は椎茸菌を原木に接種して伏せる作業を始めます。
緩やかな斜面を整地して作った、椎茸原木の伏せ場