東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

我家も、桜や桃などが満開

2013年04月06日 | 樹木,果樹

 4月上旬になり、我家の庭や山ではいろいろな花が咲き乱れています。特に桜(染井吉野)は、我家を包むように満開です。父親が元気だった頃、桜が満開になると近所の人達が来て我家の庭にゴザを広げて花見をしたそうです。去年父親は亡くなったため、今年からはそのような花見はできません。
 
                  我家を包むように植えられた桜が満開


 今満開の桜は、我家を囲む裏山に沿って苗木を植えたものです。一度だけ台風で何本か倒れましたが、残りの桜が倒れた桜を補うように大きくなりました。
 ところで、30年前に私が結婚した時に父親が植えた桜、今年も元気に咲いています。家内といつまでも仲良く暮らすようにと、二本の桜を20cm位離して植えたそうです。その二本の桜、今では一つに融合して大木になっています。

    二本の桜が根本で融合             尾根に沿って植えられた桜
 

 桜以外の花も満開です。桜は植えたものですが、山ツツジは自然に生えたものです。私が子供の頃も、山にたくさんのツツジが咲いていました。この地域では、桜をめでるよりも、山ツツジをめでていたそうです。桜は、町中にたくさん植えられていましたが山里にはそれほど植えられていませんでした。戦後、桜があらゆる場所に植えられるようになったため、この地域でも桜が春の代名詞になったようです。そう言えば、私が子供の頃は山ツツジが多く、桜は神社などに行かないと見ることができませんでした。

         満開の山ツツジ、ツツジの花粉は桜のように飛ばないでくっつく


 スモモの花は小さく白いのでやや派手さが足りません。でも、木全体に白い花が咲くのはなかなか見事です。このスモモ、夏には赤く美味しい果実を収穫して食べることができます。
 桜以上に色が濃いのは、ハナズオウです。この植物はマメ科ですので、花の形がマメ科固有の形をしています。色がとても濃いので遠くからでも分かります。鞘はネムノキにとてもよく似ています。

     小さく白いスモモの花               色が濃いハナズオウの花
 

 大きな花びらが特長の桃も、桜に負けじと満開です。桜よりやや濃いいピンク色です。桃は、花が散ると実がだんだん大きくなります。そして、夏には甘くておいしい桃を収穫できます。美しい花を楽しむことができて、かつ美味しい実を収穫できるのは、桃だけではないかと思います。花が散った後、小さな実を摘果して虫が入らないように袋がけする作業がこれから始まります。今年は、何個の桃を収穫することができるでしょうか。とても楽しみです。

   ピンク色で大きな花びらが特長の桃、今年は何個の桃を収穫できるでしょうか


 庭に植えてあるハナカイドウも、これまたたくさんの花が満開です。枝すべてに花が咲いているので、木全体が花で覆われているように見えます。桜は枝に花が付いていますが、ハナカイドウは枝からぶら下がるように花が咲いているのが特長です。葉や枝はそれほど特徴がないのですが、今の時期だけは目いっぱい目立つ花を咲かせています。

      枝からぶら下がるようにして、ハナカイドウのたくさんの花が満開

コメント (2)
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