東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

種まきして育てたマテバシイとスダジイの苗を山に植える

2014年01月23日 | 樹木,果樹

 一昨年の秋に採種して植木鉢に種まきしたマテバシイスダジイ発芽後育苗しました。そのマテバシイとスダジイがだいぶ大きく育ってきました。そして、植木鉢から根がはみ出るようになりました。そのため山に植えました。これから数年間は、雑草を取ったりする世話が欠かせません。

     だいぶ大きくなったマテバシイ             クワで植える穴を掘る
 

 この二つのシイは、生食できる貴重などんぐりです。特に、マテバシイは生食できる一番大きなどんぐりです。美味しいとは言えませんが、そのまま食べることができます。ただし、生のまま食べることができるとは言っても食べすぎると胃がもたれます。私は実験的にたくさん食べてみたことがありますが、1日中胃が重くなって困りました。
 これらのどんぐりは、いわば飢饉食ではないかと思います。神社近くによくスダジイが植えてあります。飢饉がよく起きた昔、神社に行ってこの実を食べて飢えをしのいだのでしょうか。

                 日当たりの良い場所に植えたマテバシイ


 マテバシイは2本の苗を植え付けました。スダジイは神社によくあり珍しくありませんので、一本だけ植えました。神社に生えているような大木に育つには永い年月がかかるようです。
 同じどんぐりでも椎茸の原木にする楢やクヌギは、15年もすれば立派な大木に育ちます。しかし、シイの木が大木に育つにはその倍以上の年月がかかります。同じどんぐりでどうして成長速度が違うのでしょうか。落葉樹と常緑樹の違いでしょうか。
 ところで、去年,一昨年とだいぶ大きくなった、種から育てた野性のクルミ。今年は実を付けてくれるでしょうか。早くクルミの実を取って食べて見たいと思っています。

   スダジイの苗、一つの鉢に3本育つ         数年後、一本に間引く予定
 

コメント (2)
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