郷土館では、田布施町の古い民話に基づいた紙芝居を作っています。その絵を描いていただいている先生方が主催している油絵教室があります。中央公民館で2回/週、教室を開いているそうです。その油絵教室の方々が描いた作品の展示会が田布施町商工会館サリジェでありました。日ごろ紙芝居などでお世話になっていることもあり、その展示会に行きました。受付を済ませると、展示会場に入りました。一番最初のコーナーに、田布施町の民話をモチーフにした油絵が展示してありました。
田布施町商工会館 展示会の受付 民話を題材にした油絵
ところで、私が中学生の頃(昭和41年頃)に田布施町郷土史研究会が発足しました。発足以降、研究会の方々がたんねんに聞き取りしながら民話や伝承を集めました。それらの民話や伝承を、油絵教室の方々が思い思いに油絵にされたようです。
田布施町の民話をモチーフにした油絵展示コーナー
民話のコーナーはどれも、私にとって親しみのあるものばかりです。例えば、「別所薬師のお試し壺」は、城南宿井別所の薬師堂のお話です。「山姥の穴」は、石城山の神籠石の東水門に関わる民話です。「ひっかり観音」は、呉麓山裾にある岩に関わる伝承で、子供の遊び歌も伝承と共に残っています。ひっかり観音は何度行ったことでしょう。この岩の前で紙芝居をしました。
別所薬師のお試し壺 山姥の穴 ひっかり観音
竹尾の小さな川の窪みにある姥ヶ盥は竹尾ウォーキング時に見学しました。灸川沿いにある流れ恵比寿は、田んぼのど真ん中にある祠です。そして麻郷川添の田布施川土手にある清三郎が運んだといわれる石。この石が元あったと言われる伊佐里峠の茶屋跡にはこの4月に行きました。どれも懐かしい場所であり民話です。
竹尾の姥ヶ盥 灸川沿いの流れ恵比寿 清三郎が運んだ石
民話以外の油絵もたくさん展示されていました。油絵教室の方々が描いたたくさんの力作ばかりです。どれも素晴らしいです。私は、小学生~中学生の間しか絵を描いたことがありません。一番上手く書いたのは中学生の頃です。確か、県に出品して佳作だったように記憶しています。高校以降は、絵よりも電子工学に興味を持ちました。以降、絵画はさっぱりです。ましてや、油絵など描いたことがありません。
油絵教室の方々の力作