本来ならば郷土館1日勤務でしたが、同級生N君演じる暗唱劇(太宰治原作:走れメロス)を鑑賞するため、午後は勤務を交代してもらいました。場所は田布施町図書館の2階会議室です。一昨年の1人芝居講演会は鑑賞できましたが、去年12月の朗読会は発掘調査現地説明会の方に行ったため行けませんでした。そのため、今回は入念に勤務計画を立てて鑑賞できるようにしました。
走れメロスのパンフ 受付を済ませる 会場に来られた方々
今回鑑賞したのは、太宰治原作:走れメロスを題材にした暗唱劇です。本番前に3ヶ月をかけて暗唱したり練習したりしたそうです。衣装は古代ローマの装束を取り入れていました。ところで、暗唱劇が終わった後に聞いたのですが、昨日よりも今回の方が良かったそうです。
その昔、走れメロスは国語の時間か何かで学んだように記憶しています。しかし、当時はこの小説の訴えている内容を理解しようとしませんでした。
走れメロスを一生懸命演じるN君、田布施町図書館2Fの会議室
当時の私は、走れメロスのような訓話めいた話はあまり好きではありませんでした。そして、親,学校,先生,政治家など、いわゆる権威あるものを疑っていました。立派な話には裏があるのではないか、立派な話に心を汚染されるのではないかと、自ら遠ざけていたように思います。今思えば、偏屈な青年だったのですね。
暗唱劇の終了 会場の後片付け 設備などは図書館外に
N君の暗唱劇が終わると、みんなで後片付けをしました。片付け完了後、いったん解散して、午後6時頃喫茶スイートメモリーに集まりました。そして、今回の暗唱劇の反省を含めて、ご苦労さん会を開きました。美味しいサラダや手料理などに舌鼓をうちながら楽しく談笑しました。ほとんどの方が同級生です。小中高校の頃に戻って、思い出話などに花を咲かせました。
暗唱劇(走れメロス)、ご苦労さん会