東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

原毛を紡いで、ようやくスピンドル1巻分の毛糸に

2016年06月19日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 カードを使って原毛を柔らかくふわふわにした後、スピンドルを使って紡いで毛糸にする手作業を少しずつしています。疲れた時のわずかな時間つぶしに糸紡ぎをしているのです。素人なのですんなりと紡げませんが、それでも毛糸の長さが長くなるとうれしいものです。先日、郷土館に来た子供達にもちょいと体験してもらいました。

    原毛をカードでふわふわに漉く      ふわふわになった原毛、これを毛糸に
の 

 私は原毛を紡いで毛糸にすることに関しては全くの素人です。東京にいた頃、原毛から織りまでを教える先生をしている知人がいました。12年前、田んぼで米作りを教えていた高校生をその知人に紹介して、原毛からマフラーを織るまでの体験を一緒にしました。その時は、スピンドルを使わないで足踏みの紡ぎ機を使いました。時の流れは速いものです。その時の高校生の一人は、今では4人のお母さんになっています。

  毛糸の終端に取り付け   引き出すように糸をつなぐ   スピンドルを使い紡ぐ
  

 この1ヶ月位かけてのんびり紡いで作った毛糸が、スピンドル一巻分いっぱいになりました。このままでは紡げません。巻き付けた毛糸をいったんほどいて、束にしなければなりません。
 私が子供の頃祖母に教えられて、毛糸を両腕でリズミカルに受け止めながら束にしたことがあります。しかし、この方法は二人いないとできません。来週この作業をEさんに手伝ってもらおうと思います。束にしたら、次は玉ねぎの皮か何かを使って染色をします。手仕事はめんどうなものですが、自分で作り上げる実感があるのはうれしいものです。

    素人の私が紡いだ、太さがバラバラなスピンドル1巻分の変な毛糸

コメント
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