東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

サトウモロコシの穂を収穫、茎を噛みながら糖分を楽しむ

2021年12月05日 | 麦,穀類,雑穀

 12月になりすっかり寒くなりました。早朝に外に出ると、畑は霜で白くなっています。もう少しすれば雪が降るのではないかと思います。今回は、仕事で忙しくてできなかったサトウモロコシの穂を収穫しました。最初に、寒さで葉が枯れ落ちそうな茎を何本も伐採しました。せっかくなので、サトウモロコシの名前の由来になった茎に含まれた糖分を楽しみました。その甘さを頼みながら伐採を続けました。伐採が終わると、穂だけを切り分けました。この穂は天日乾燥させます。冬の間に脱穀をして、来年の種まき分を別に取っておき、その他の穂は籾摺りして最終的に食べます。あまり美味しいものではありませんが、昔の生活を思い出すため団子にして食べます。

       収穫したサトウモロコシの穂、天日乾燥後に脱穀


 ところで、サトウモロコシの茎に含まれる糖分を次のようにして楽しみます。
   ①茎を長さ30cm位に切り分けます。
   ②茎の周りの皮を剥ぎ取ります。昔は歯を使って剥ぎました。
   ③皮を剥ぎ取った茎をかじって口に入れます。
   ④歯でガシガシ茎を噛み潰します。
   ⑤染み出た糖分を吸い出すようにして味わいます。そのまま飲み込んでも良いです。
   ⑥噛み潰した茎を吐き出します。
①~⑥を繰り返します。

  茎の皮を剥ぎ取る    皮を剥ぎ取った茎    一口かじり取る
  

 穂は50cm位の長さにそろえます。一掴みできる太さになるよう束ねて紐で縛ります。束ねた穂は、軒下にぶら下げるようにして天日乾燥します。1ヶ月程度乾かせば脱穀します。脱穀後、食べるための調整作業に入ります。最後に製粉して団子に調理します。今年は茶碗三杯程度の粉が取れそうです。

  空に伸びたサトウモロコシの穂       サトウモロコシの穀実
 

コメント (3)
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