20年以上前から我家の注連縄は自家製です。いつ頃から自分で作るようになったのか覚えていません。おそらく、30年以上前に八王子市で活動していたユギ・ファームではないかと思います。毎年今頃になると、ユギ・ファームの仲間たちが集まって各自注連縄を編んでいました。そして、注連縄と合わせてわら細工を作ることをユギ・ファーム以外でも指導してきました。例えば、ボーイスカウトで指導したこともありました。その後、山口県に帰省してからも作り続けました。私が作る注連縄は、公民館などで作るような豪華な注連縄ではありません。素朴な注連縄で、飾り付けは参加者の自由です。
暖かな日差しを浴びながら、今年も楽しい注連縄作り
注連縄作りの数日前に、城南の山にウラジロを取りに行きました。去年は良いウラジロがありませんでしたが、今年は小さめのウラジロをたくさん採集することができました。次に、我家の裏に生えているユズリハも何枚か葉を取っておきました。私は、このウラジロとユズリハしか注連縄に使いません。飾り付けは各自自由ですので、さらに橙や五平を付ける方もいます。
ユズリハの葉を採集 良いワラを選別中 水をかけて加工しやすく
ところで、初めて注連縄を編む方が難しいと思うことがあります。それは、三束の稲ワラを同時に左回ししながら、三束を巻き付けていくことです。その三束が解けないように、左手の各指でしっかりと握って押さえておかなければなりません。そのため、注連縄を編み終わった頃には、左手の各指の股部が赤く痛くなります。私は何年も編んでいるため、それほど痛くなることはありません。暖かい日差しを浴びながら、楽しくしめ縄作りをしました。各人納得の注連縄ができたと思います。
三束を同時に巻きながら編み込む ウラジロとユズリハを取り付け