来月の史跡巡りウォーキングは岩国市の由宇にしようと思います。そのため、いつものように下見に行ってきました。JR田布施駅から電車に乗ると20分位でJR由宇駅に着きました。数十年ぶりにJR由宇駅に降りました。
ところで、JR田布施駅で困ったことが置きました。券売機が故障のため乗車券が発券できませんでした。インターホンに繋げると、JR由宇駅まで無賃で行き、JR由宇駅で、JR由宇からJR田布施までの乗車券を購入して投函して欲しいとのことでした。JR由宇駅も無人駅でした。良心が無い人は無賃乗車し放題です。駅員がいないとこんな事があるんですね。
由宇聖観世音菩薩,無量殿,摩尼車,そして大師堂
JR由宇駅を出ると海岸側に向かいました。駅から200m位岩国側に向かって歩いて、踏切を渡りました。駅側に折り返すように200m歩くと、由宇観世音菩薩の石塔が見えてきました。
晴れているのですが、風がとても冷たいこと。手袋を持って来なかったのは失敗でした。地図を素手で持っていると手がかじかんできました。さらに、頬っぺたも冷たくなるのか口ごもります。
何十年ぶりのJR由宇駅 踏切を渡って海側へ 八角形の無量殿
由宇観世音菩薩の石塔に着くと、二つの建物がありました。手前に大師堂が、奥に無量殿です。その間に、くるくる回る摩尼車がありました。念仏を唱えながら回すとお経を一巻唱えたと同じ効果があるそうです。摩尼車はチベット地域のお寺でよく見かけます。似たようなものに、曹洞宗では経典をパラパラめくってその風を受けると、経典一巻を呼んだことに相当するとか。
手でぐるぐる回す摩尼車 石塔傍の大師堂の建物
摩尼車を見ていると、やはりぐるぐる回す高野山の六角経蔵を思い出しました。ただし、六角経蔵は建物自体を押すように回すので力が要ります。ところで、以前宮島から帰る時にJR由宇駅傍に六角の建物があることに気が付いていました。今回その建物が無量殿であることが分かりました。JR由宇駅ホームから手が届くような位置に無量殿があるのです。
岩国市由宇周辺の史跡巡りウォーキング下見コース