今年最後の小学校の放課後学習がありました。今回は1コマで作ることができる段ボール織りをしました。段ボール織りは子供達を含む織り物を知らない方々にだいぶ前から体験してもらっています。
段ボール織り体験を始めたの7年前の桜まつりが最初だったように思います。その後、6年前に別の小学校の放課後学習で子供達に体験してもらいました。そして、5年前から今の小学校の放課後学習で段ボール織り体験を始めるようになりました。
段ボール織りが面白いのか、いつもは賑やかな子供達も静かに織っていました。そして、時間内にほぼ完成しました。来月は新メニューとしてクルミの皮を使った籠作りを体験してもらう予定でいます。
集中して段ボール織りを体験中の子供達
さて、段ボール織りは織物のうちで最も簡単ですぐに織ることができます。織り機に相当するものは長編に刻みを入れた長方形の段ボールです。綜絖に相当するものは花の名前を書いて植木鉢に刺す板です。筬に相当するものは食器のフォークです。経糸と横糸は毛糸です。このようにどの家にもある器具で織物ができるのです。
段ボールに経糸を張る 横糸を次々に通す 最後に経糸を切り離す
最初段ボールの刻みに経糸としての毛糸を張りました。次には、好きな色の毛糸を横糸にして次々に往復しながら経糸に通します。横糸を張り終わると経糸をハサミに切ります。そして、切った経糸をフリンジ加工して出来上がりです。
それらの作業中、いつもは賑やかな子供達は集中して作品を作っていました。そのため、いつもより静かな放課後学習でした。
段ボールの背中側の経糸を切断 フリンジ加工して作品完成
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