東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

その昔、桃の収穫など助け合った親戚力

2020年04月03日 | 樹木,果樹

 4月になり果樹の花がどんどん咲いています。今満開なのは桃の花です。桃の花は色が濃くしかも花びらが大きいため、遠くからでも分かりました。私が子供の頃、我家は桃を栽培する農業組合に入っていました。そのため、山のあちこちに桃を植えていました。桃の収穫時期になると、親戚中が手伝いに来ていました。お昼になると全員が、桃の木の下で重箱を開いて賑やかに食事しました。その頃、何かにつけて親戚中が助け合っていたように思います。車もなく電話もなく貧しい時代でしたが、助け合いながら乗り切っていた時代だったように思います。

           朝日に照らされた桃の花


 今コロナウィルスが世界で蔓延していますが、地域を含めた親戚の助け合いがより必要のようです。学校や塾に行けない子供を預かったり、足りなくなったマスクを作ったり、情報を交換したり、励ましたり、食べ物を融通したりと・・・。東日本大震災でも、親戚同士で情報交換したり、物を融通したり、お泊まりしたりと、親戚力が問われたようです。面白いことに結婚する人が増えたとか。災害にあった時など、人は家族の暖かさや大切さに気付くのでしょう。効率優先の世の中は意外にもろいのです。

  ユスラウメの花    グミの目立たない花   散り始めたスモモの花
  


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