東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

麦畑の草取りと土寄せ

2020年01月07日 | 麦,穀類,雑穀

 12月にしようと思っていた麦畑の草取りと土寄せをしました。私が子供の頃、早朝から畑に出てクワで草を取ったり土寄せしていた農家の姿をよく覚えています。当時はトラクタなどなく、ようやく耕耘機が出回り始めた頃です。まだ、牛で代掻きをしていた家が残っていた時代です。今の私は、東京の農家からいただいたトラクタで広い畑を耕耘したり、やはり農家からいただいた耕耘機が狭い畑で活躍します。今回、その耕耘機で麦の草取りや土寄せをしました。

          暖かい日差しの中、耕耘機で除草と土寄せ


 麦の除草、他の方はどのようにしているか知りません。私は、麦の畝ぎりぎりを耕耘機のロータリーで地表をかき取るようにして除草しています。ロータリーの回転は速めにしていますので、除草中に跳ね上がった土が麦間に落ちて土寄せの代わりをしています。ただしこの方法は、麦が小さい今しか使えません。麦が大きくなると根を傷めるのです。4月近くになると、麦の背が伸びて風などで倒れやすくなります。これを防ぐため、耕耘機の後ろに培土器を取り付けて土寄せしています。
 
  朝日を浴びて作業    麦の畝ぎりぎりを除草    麦の片側を除草完了
  

 今回除草と土寄せした畑は、冬は小麦、そして夏はサツマイモ,綿,藍,枝豆,小豆などを作っています。言わば二毛作のような使い方をしています。夏はほとんどが草取り作業に追われていますが、冬の今は小麦の除草が主な作業でのんびりと作業できます。特に天気が良く風が無い日は、穏やかに野良仕事できます。一種の癒しでしょうか。仕事に追われていた定年前の日々が嘘のようです。

 正面の太陽に向かってひたすら除草     もう少しで除草作業終わり
 


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