激安の壊れた手回しミシンが我家にやって来ました。もし直すことができれば、成器塾の子供達に使ってもらおうと思います。どんな故障か調べることから始めました。最初に気が付いたのは、かちかちに固まって動かないことです。手で回そうとしても、まったく動きません。どこかが固着しているのではないかと思い、各部署を分解しました。そして、油を差すことから修理を始めました。
かちかちに固着してまったく動かない手回しミシン
届いた時には立派なケースに入って来ましたが、修理することができなければただの燃えないゴミになってしまいます。最初に糸を縫う箇所を外しました。機構部には壊れている個所は見当たりません。とにかく動きそうな箇所すべてに油を差しました。手で回す箇所に油を差すと、わずかに動くようになりました。ミシンの下部のカム部にも油を差しました。ほぼ全ての個所に油を差すと、だんだん動くようになりました。手回しミシンが生き返りました。
収納する立派なケース 針が上下する機構 ボビンと思われる箇所
油を差すなど修理していると、見たことがない部品がありました。どうもボビンのようです。砲弾型のボビンで中には糸巻きが入っていました。この手回しミシンは、今のミシンのように上糸と下糸があるようです。私が持っている他の手回しミシンは1本糸ですが、それよりも改良された手回しミシンのようです。次は、ボビンの調整をして上糸と下糸の張り具合を調整してみようと思います。このタイプのボビンはもう無いので大切に扱わなければなりません。
※東京に行ってきます(11/29~12/2)。田布施町少年少女発明クラブのチームの一つが山口県代表になりました。その全国大会(チャレンジ創造コンテスト)で競うため行ってきます。
砲弾型のボビンと内蔵する糸巻き ほぼ全ての機構に油を差す
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