東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

収穫した小豆の、脱鞘と唐箕選ほか

2013年11月07日 | 野菜:豆類ほか



 先日、鞘(さや)をもいで収穫した小豆を、天日で何度も乾燥させました。カラカラに乾いたため、鞘から豆を外した後に唐箕などを使ってゴミを取りました。農薬類を全く使わなかったため、虫食い跡がある小豆が少なくないのですが、自家用ですのでまあいいでしょう。
 この小豆、自家用として食べてもよいのですが、この日曜日の高塔区のお祭りに水羊羹にしておすそを分けしてみようかと思っています。羊羹など作ったことがないため、事前に自宅で試作してみようと思います。

     くるり棒で鞘から小豆を外す              小豆がきれいに外れた鞘
 

 カラカラに乾いた小豆の鞘を袋に入れて、最初は足で何度も強く踏みつけて鞘から少し小豆を外しました。次に、くるり棒で強くたたいて完全に小豆を鞘から外しました。途中、時々袋を開けて、外れ具合を確かめます。
 次に網を使って鞘と小豆を分離します。小豆より少しばかり大きい目の網を使います。数回網を通すと、少しゴミは混じっていますが綺麗な小豆だけになります。

                 何度か網を通して鞘と小豆を分離


 次に、唐箕を使って細かなゴミを取り除きました。私が子供の頃、唐箕が無かったため風がよく吹いている川の土手に行ってゴミを取り除きました。土手の道にむしろを敷いて、その上から箕に入れた豆を少しずつ落としました。すると、ゴミは遠くに飛ばされて、豆だけが下のむしろの上に落ちました。以前、このように風を使って小麦のゴミ取りをしていました。今は唐箕があるため、風が無くても、雨が降ってもゴミを取ることができます。

 唐箕の上にゴミ混じりの小豆を投入       唐箕選された後のゴミが無い小豆
  

 唐箕であらかたゴミが取り除きました。しかし、虫食いの小豆やカビが生えた小豆は、目視で取るしかありません。お米の世界では、虫食いなどの微妙な色合いを読み取って、一粒一粒を選別する機械があるようです。
 小豆はそのような機械はあるのでしょうか。むしろ、そのような選別機を使わないで済むように、プロの小豆農家は害虫や病気を防除しているのではないでしょうか。我家の小豆はいっさい農薬を使っていないため、どうしても病気や害虫にやられてしまいます。見かけはよくありませんが、とても安全な小豆だと思っています。さて、この小豆をどんな料理に使おうかな。まずは水羊羹かな。

         最後に、一粒一粒を目視検査して、虫食いや病気の小豆を摘出


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