すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

形よく仕上がるのが「芸」

2007年11月02日 | 教育ノート
 「芸のためなら女房も泣かす♪」…もちろんそんな小学生がいるわけはないが、舞台に立ちスポットがあたる経験は、表現としては最高の場の一つといえるだろう。
 「芸」という言葉は学校教育には馴染まないかもしれないが、手間ひまをかけるという意味合いではつながっていると思う。
 いよいよ、明日は発表会。


--------------


 旧字体は「藝」、もっと昔は「埶」の部分だけだったようです。木と土に人が手を差しのべている様子を合わせ作られた字です。
 「芸能・芸術」のイメージが強い字ですが、実は「草木を植え育てる」がもともとの意味で、そういえば「園芸・農芸」という言葉もあることを思い出しました。

 さて、以前はどこの学校も「学芸会」という名称でしたが、今はほとんどが「学習発表会」。いわゆる芸能的な内容から拡がりを見せ、様々な種目が増えています。
 それにしても、舞台に立つ子どもの緊張感は昔と変わらないはずで、その経験もいい学びです。
 植えられた種が育ち、形よく仕上がっている様子がスポットを浴びる発表会であってほしいものです。
(11/1)
--------------