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ひと所に定着する力

2007年11月23日 | 教育ノート
 日曜日に祖父母との交流会があり、恒例のもちつき大会も行われた。挨拶で「もち」の語源についてちょっと触れたのだが、「粘り気のあるもの」に共通して「もち」という言葉が使われるらしい。そこから「粘り強さ」の話になるところがいかにも教員らしいが…。
 フットワークばかり強調されてはいけないと思う。どんな場所にいても一定の粘り強さは必要だし、それが勝ちや幸せに結びついていくことはよくあることではないか。スポーツの試合などで強く感じる。
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 「米」と「占」の組み合わせですが、もともとは「米」でなく「黍(きび)」だったという説もあります。いずれにしても「米や黍のような穀物のねばり」と「占める」が合わさり、「ひと所に定着する」という意味になったようです。「貼(はる)」という字も関連があると想像できます。

 交流会のもちつきにちなんで「粘り強さ」というお話をさせてもらいました。
 交通機関や情報社会の発達によって、日常のテンポが早くなっていることは確かです。しかしじっくりと落ち着いて取り組む、あきらめず最後までやり抜くといった力もなければ、所詮周囲に振り回されるだけの生活になる危険性も高いでしょう。小さい頃に育みたい力だと思います。
(11/20)
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