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料ることの大切さ

2007年11月15日 | 教育ノート
 給食センターの栄養士さんに来ていただいて、「食」の授業を毎年何回か実施している。
 その活動に参加しながら、ふと思いついたのが「料」という字だった。
 改めて「米」の偉大さを感ずる。米を扱うことこそが料理の始まりであり、全てであるような気もしてきた。日常的には使わないが「料る」という動詞もある。
 様々なことがオートになったとき、自分で「はかる」能力は下がっていくだろう。自分の頭で考え、手足を使って行動することが大事だよ、と言われているような気がしてきた。

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 「米」と「斗」の組み合わせです。
 斗は柄(え)のついたひしゃくを表す字ですので、「斗で米などの量をはかる」ことがもともとの意味ですが、その後「分量をはかる」だけでなく、気持ちを推し量る場合などにも使われるようになりました。「料簡(りょうけん)」という言葉もありますね。
 また「もとになるもの」といった意味にも広がっています。「原料」「衣料」という使われ方です。

 「料理」は食べられるように材料に手を入れることですが、ご承知のように「物事をうまく処理する」という意味も強くあります。
 「料理上手」とはもとになるものをきちんとはかり、気持ちをおしはかりながら、物事を進めていく人であるとも言えそうです。
(11/14)
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