すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

至言にあふれた空間

2010年08月14日 | 雑記帳
 わずか10畳にも満たないほどの広さではあるが、至言にあふれた空間であった。

 「人生二度なし」これ人生における最大最深の真理なり
 
 森信三先生のコーナー(記念室)である。その胸像が鎮座し、壁面に経歴や折々に語られた言葉が掲げられている。

 「立腰教育」などについて多くの著名な教育実践家の範となっていることはむろん知っていたが、改めてじっくりと著書に触れたこともなかったので、いい機会となった。

 そこに書かれてある紹介の一文を読んだとき、全国各地の心ある教師に与えた影響の大きさを見る思いがした。それは、直接に教えていただいたことのない私ごとき者にとっても、強い波が伝わっていることを示している。

 縁ある教育者には、「実践記録」のまとめ、「一人雑誌」の発行、「自分史」の執筆、「読書会」などをすすめられました。
 
 自分の学び、実践、生活などを書くことにより見直していく、してきたことを振り返りその先を展望していくという姿勢は、きっと多くの先人が実行し、啓蒙してきたことである。
 教育に携わる者であるならば、必須の方法として位置づけられなければならないだろう。
 
 様々なジャンル、レベルによる使い分けを意識しながら、些細なことを書きつけていこうと意を強くする。そのことが何かしらのタネに結びつけば、これは幸せなことである。

 教育とは
 人間の生き方の
 タネ蒔きなり