すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

何気ない一言の深刻な不安

2012年03月08日 | 雑記帳
 2月は県外への研究会参加が続いたので,報告会という形で研修が持たれた。

 情報教育関連の会の報告があった後に,私も文科省の進めていることなどについて少し触れた。
 http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/1292783.htm

 児童生徒に情報端末が配布されるのは,そんなに遠い未来でもないような気がするが,目処としている年がいつかを聞くと,年配の教員たちから洩れることばはこうだ。

 「自分は,その頃はいないなあ」

 本音であろう。

 そしてそれは残念さより,安堵感が強い。
 仕事として現実的にどんな動きをするかわからないにしろ,この本音が持つことは,やはり深刻だ。

 これが教員高齢化の進む学校現場の現状だと思う。

 「不易と流行」というは容易い。
 教育は「不易」の面の強さ,大きさに支えられていると思うが,それは「流行」を取り入れなくともいいということではない。
 「流行」こそが「不易」の芯を叩いてくれるし,ある意味で強固なものにするだろう。
 
 未来を生きる子どもたちへの影響が大いにある。
 流行の拒絶や消極性が強いことを自分でどれだけ意識してみるか…結構大変なことではないか。

 不安への目の向け方,どう転化させていくか,大きな課題と意識した。