すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

連休は老子モードなのだ

2012年05月07日 | 読書
 この連休中に、2冊の「老子本」?を読み終えた。

 『タオにつながる』(加島祥造 朝日文庫)

 『バカボンのパパと読む「老子」』(ドリアン助川 角川SSC新書)


 老子についてはほとんど知識がなく、言葉として「老荘思想」は知っているが、さて説明せよと言われれば口をつぐむしかない。

 で読んでみて、何かわかったかと言えば、それもなかなか説明するには難しい。
 しいてイメージできたことを言葉にすると「究極の複眼的思考」…そんなところだろうか。


 『タオにつながる』にある印象深い言葉をメモしておきたい。

 名の有る領域と、名の無い領域

 「名づけ」は秘かに自分のテーマでもある。それは名の無い領域についての「怖れ」から来ているようにも感じるが、実はそれ以前にの「畏れ」を感じ取る身体になっていない気がする。


 『バカボン~』はユニークな形式だった。
 バカボンのパパ口調がこんなに合うとは思っていなかったのだ。

 赤塚不二夫の作り出したこの唯一無二といってもいいキャラクター、バカボンのパパは、ピントをはずしている人でなく、ずっと遠くにピントを合わしている人なのだ。

 たくさんの味わい深い言葉があるが、あえて一つ挙げれば、これだろう、なのだ。

 天網恢恢(てんもうかいかい)   ※恢は旧字体


 天気の良くなかった連休。
 予定していた行楽地の花見はキャンセルした。
 最終日に、いつもの地へ足を運んで、今年の桜を撮ることができた。

 http://spring21.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/2012ck-7f8d.html

 誰一人訪れはしなかったが、野鳥の声は響き渡っていた。