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一番美しい水の移し方

2012年05月30日 | 読書
 その人を自ら行き着かせるような伝え方をしなきゃ。たまっている水を別の場所に移す時,バケツで汲んで運ぶのではなく,流れる導線をそっと作って,自然に流れていくようにする。それが「一番美しい水の移し方」だと思う。

 小山薫堂~『日経ビジネスAssocie』 (2012.6号)~

 この喩えは絶妙だ。

 まず,人の言動を支配する考えや思いを「水」に置き換えている発想が素晴らしい。
 水は動くもの,動いてこそエネルギーになるし,地を潤していく。

 そのイメージを日常生活に置き換えてみると,自分のするべき指針のようなものが浮かび上がってくる。
 仕事上のことでもそうだし,これは「授業」という場にも当てはまる部分が相当あるのではないか。