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一瞬、血のめぐりは良かったが…

2012年05月23日 | 教育ノート
 月曜朝、起きたらのどがひどく痛む。
 さらに週末に酔いつぶれて眼鏡を壊してしまい、度の合わない予備を使用しているし…体調最悪模様のなか、昨日は今年度の初授業が待っていた。

 対象は4年生。「新聞」についてのミニ単元があり、遠足で新聞社見学をする前にやっておこうと担任と相談していた。
 その1時間目である。
 たいした中味ではないが、一応メモしておこうと思う。

 「今日は、何の勉強をするか知っている?」と問いかけて、「新」と板書した。「新しい」と読んだり、担任が予告していたこともあって「新聞」と言ったりする。そこでボケて、「ああ、しんぶんね」と言いながら「文」と続けてみる。
 「ちがう、ちがう」
 「えっ、じゃあ『分』だな」
 「ちがう、きくだよ」とか「耳があるの」「門と耳だよ」という声を出させて、「新聞」にたどりつかせる導入。

 「新聞について何でも知っていることを発表してください」ということで、わずか19人の学級だが、3人ほどを除き様々な視点から出された。
 出来事、新しい情報、スポーツ、政治…という記事の内容面、小見出し、広告…といった形式の面、さらに「ギザギザがある」といった作成につながる面など、結構広範囲で見てとれるものだ。

 その後、新聞の1,2面だけを各自に渡し、グループになって「別々の日の新聞です。同じところを見つけてください」と指示すると、「共通点」などとつぶやく子がいる。
 さっそく取り上げて板書しておく。
 作業は10分。シートに15個ほど書けたグループ、3個に留まったグループとちょっと差が出てしまった。

 6グループ全部あわせてみると、新聞の要素はほぼ網羅される。
 この辺りの整理がちょっと難しく、準備不足を感じたが、教科書の該当のところを開かせ、音読しながらポイントを押さえた。
 子どもたちから出てこないことばに「記事」があるので、「見出し」とともにきちんと用語として位置づけて、まとめに入った。

 最後にふりかえり、「もっと知りたいこと」を書かせたら、「新聞の作り方」などというものに交じって、「もし大事なニュースが重なったらどうするか」などといういい「問い」も生まれて、ちょっぴり嬉しかった。

 授業後は体調も少しよくなったかなと一瞬思う。血のめぐりが良くなったということか…。
 しかし、その後のデスクワークでまた沈没しかけた。