休日昼,勤務校のスクールバンド部が地区の定期演奏会に出演するというので出向き,その帰り道に車中でローカルFM局の番組を聴いていた。
地域内の高校生へのインタビューのコーナーのようだ。
地区内の道路清掃ボランティア中の高校1年生へ,新学期が始まって1ヶ月半経ち,どんな様子かを聴くのがその内容らしい。
途中に,「好きな教科は何ですか?」とアナウンサーが尋ねる。
その男子高校生は,ポツリとこう答えた。
「国語です」
いやあ,今どき国語を好きな教科として挙げる高校生は珍しいのではないか,と思いがけない返答に,次への期待が高まる。
アナウンサーは「国語って,どんなことを勉強しているんですか?」と続けて問いかける。
おおう,どんなことを言うんだろうこの高校生は…と耳を澄ましたならば
「ええと,文章を読んだり…あと,漢字を習ったり,ですね」
はあ?思わず一人でずっこけた。
そりゃそうだけど…。
訊く方も訊く方ではあるが,その,直球的な,しかもかなりユルイ答え方に戸惑ってしまう。
翌朝,通勤時に同じチャンネルで今度は保育園児へのインタビューを聴く。
保育園児に,好きなものを訊ねたりする他愛のない,それでいて可愛いコーナーだ。
途中に「好きな男の子の名前は?」という問いがあって,その女の子は「タダシくん(仮名)」と答えた。
アナウンサー「タダシくんのどこが好き?」と続けると,ちょっと間を空けて,こう答えた。
「かお」
思わずクスッと笑みがこぼれる。なるほど,なるほど…人間の真実だわなあ。
この直球返答は可愛いので,これは許せる。
アナウンサーが後半の質問として,「一番好きな人は誰かな?」という実は家族(たいていは父母を挙げる)を対象とした問いをその子に向けた。
そしたらなんと「アキラくん(仮名)」という男児名が発表されてしまった。
なかなかお盛んな?子ではないか。
アナウンサーも,ちょっと驚きながら「あっ,そうか。タダシくんの他にも好きな子はいるんだ。」とフォローする。
続けて,「じゃあ,アキラくんのどこが好きなの?」と繰り返しの問いかけをした。
またちょっと,間があいて,くだんの女の子はこう語った。
「からだ」
その明快な答えに,ブラボーと言いたくなってしまう。
直球返答,ずばりときまった。
地域内の高校生へのインタビューのコーナーのようだ。
地区内の道路清掃ボランティア中の高校1年生へ,新学期が始まって1ヶ月半経ち,どんな様子かを聴くのがその内容らしい。
途中に,「好きな教科は何ですか?」とアナウンサーが尋ねる。
その男子高校生は,ポツリとこう答えた。
「国語です」
いやあ,今どき国語を好きな教科として挙げる高校生は珍しいのではないか,と思いがけない返答に,次への期待が高まる。
アナウンサーは「国語って,どんなことを勉強しているんですか?」と続けて問いかける。
おおう,どんなことを言うんだろうこの高校生は…と耳を澄ましたならば
「ええと,文章を読んだり…あと,漢字を習ったり,ですね」
はあ?思わず一人でずっこけた。
そりゃそうだけど…。
訊く方も訊く方ではあるが,その,直球的な,しかもかなりユルイ答え方に戸惑ってしまう。
翌朝,通勤時に同じチャンネルで今度は保育園児へのインタビューを聴く。
保育園児に,好きなものを訊ねたりする他愛のない,それでいて可愛いコーナーだ。
途中に「好きな男の子の名前は?」という問いがあって,その女の子は「タダシくん(仮名)」と答えた。
アナウンサー「タダシくんのどこが好き?」と続けると,ちょっと間を空けて,こう答えた。
「かお」
思わずクスッと笑みがこぼれる。なるほど,なるほど…人間の真実だわなあ。
この直球返答は可愛いので,これは許せる。
アナウンサーが後半の質問として,「一番好きな人は誰かな?」という実は家族(たいていは父母を挙げる)を対象とした問いをその子に向けた。
そしたらなんと「アキラくん(仮名)」という男児名が発表されてしまった。
なかなかお盛んな?子ではないか。
アナウンサーも,ちょっと驚きながら「あっ,そうか。タダシくんの他にも好きな子はいるんだ。」とフォローする。
続けて,「じゃあ,アキラくんのどこが好きなの?」と繰り返しの問いかけをした。
またちょっと,間があいて,くだんの女の子はこう語った。
「からだ」
その明快な答えに,ブラボーと言いたくなってしまう。
直球返答,ずばりときまった。