すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

「文武両道」の新?解釈

2012年05月24日 | 読書
 昔から、「文武両道」と言いますが、僕が思うに、「文」は入ることで、「武」は出ることです。それぞれ別の違うもので、その両方を習得するという意味ではなくて、実は両方が脳の中で回ることです。

 養老孟司~『バカの壁をぶち壊せ!正しい頭の使い方』(ビジネス社)~

 実に養老先生らしい意味づけだなと感心する。
 入力だけでなく出力も、という単純なとらえではなく、出力することによってそれが入力されるという脳の働きそのものを言っている。

 これは、生きる、暮らしていく姿勢でもあるし、具体的な身体、筋肉の使い方でもある。

 自ら働きかける、できるだけたくさんの部位を動かす…出力の原則を意識して励めば、それは豊かな入力となる。