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音頭が導いていく

2012年05月14日 | 雑記帳
 前日からの雨模様で屋内での開催になってしまった運動会。
 走競技がない寂しさはあるものの、元気よく楽しい半日を過ごすことができた。
 例年、種目の一つとして、地元の「稲川音頭」を3年以上の全員が踊り、その後参加者も加わって踊る形となっているようだ。
 父母の方々や1,2年も見様見真似で後にくっつき、微笑ましいフィナーレとなった。

 ここに限らず「○○音頭」と称されるものはたくさんあるなあ、と頭に浮かんだとき、「音頭」という言葉が少し気になった。
 こんな予想を立ててみる。

 音頭→おんど→「頭」が「ど」?→これは「どう」から来ているか

 音頭→「音の頭」の意味は?→乾杯などのときに「音頭をとる」という→何かの先陣をきるということか


 広辞苑を見たら、おおよそ合っていたようだ。

 Wikipediaには、なかなか興味深いことが載っていた。
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9F%B3%E9%A0%AD

 やはり「頭」は人を指すところから来ている。
 「組織の長」「上に立つ人」の意から、みんなを連れていく、導く者という意味につながったのだろう。「船頭」や「教頭」もそうだ。

 
 さて、これはまったくのこじつけ、勝手な妄想だが、「音が頭」という発想もなかなかよくないか。

 つまり、詞よりも曲、意味より音が優先される世界。

 ♪チャンチャラカ、チャンチャラカ♪といった調子のよさに乗せて歌われる世界は、ほとんど同一のもの…おそらくは平和を願ったり、日々の喜びを確かめたりする、それらは詞に表れているのだが、結局は曲によって、音によって、それから繰り返し高揚されていくことには違いないのだから。

 いかんいかん、これはどうも最近、意味より音みたいな傾向を強めている自分が、少し迷走始めているようだ。
 まあ、それでも良いか、チャンチャラカ、チャン。

 「音頭」で検索したら、Wikiの次に「秋田音頭」があったのには少し驚き、嬉しかった。なんせ「ドラえもん音頭」や「東京音頭」を抑えての上位ですから。