すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

「わからない」の時間を

2012年05月26日 | 読書
 学校で、生徒も先生もいっしょになってさ、
 「わからない」の時間を、やらないかなぁ。
 条件は、ひとつ、
 「先生もほんとにわからないこと」をテーマにして、
 しつこく授業を続けていく


  糸井重里~『ボールのようなことば。』(ほぼ日文庫)~


 「?→!」が授業の筋道ではあるけれど、「!」には実は多くの「?」が眠っていて、その一つを揺り起こして次の時間に向かっていくはずだ。
 つまり「!→?」。

 そして、そういう姿勢や心がけと同時に、時には「ドデカイ?」とか「見たことのない色の?」とか、「目をよくよく凝らさないと見えない?」とかを取り上げて、ああでもないこうでもないと語り合う時間があるといい。
 本当は、あの時間もこの時間もそう使って悪かったわけではないけれど、知らず知らずのうちに、「わからない」は悪者にされている。