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指差せば,言葉

2013年06月24日 | 雑記帳
 土日は修学旅行のビデオ編集にかかりきりだった。動画が重いせいかトラブルが続き進まなかったが、どうやら目処がついた。何回も画像を見ていて、子どもは頻繁に指差すものだなあと今さらながら思う。面白い、珍しい事物を見つければ、周りの子に向け「ほらほらっ」と指差す。まっすぐに腕を伸ばして指差す。


 大崎善生の恋愛小説を久しぶりに読む。このジャンルはあまり好みでない。きっとそういうセンスがないからだろうが、話としてはふふんと思うだけで、ふううっという読後感をあまり得た経験がない。で、今回も全くそうだが、様々な知識は得た。知らなかった言葉…「系統維持」「ハンガリアン・ブルースカイ」


 「系統維持」は熱帯魚グッピーの飼い方に関わって、「ハンガリアン・ブルースカイ」は東西ドイツ統一の歴史に関わって、登場した言葉だ。浅学を棚に上げるが、こうした少し専門分野的な言語は、知らない者の想像力をかきたてる。教育界はあるかなあ…ぱっと思い浮かばないのは、どっぷり漬かっている証拠かな。


 いや普通の人からみたら、「言語環境」「教育相談」など私達がごく普通に使っている言葉でも、あれっと思うかもしれない。こうした出来方の熟語は教育分野で一般的な理解があっても、突き詰めれば本質論となっていく。例えば言語環境の範囲をどこまで考えているのか、学校現場でカバーできるのはどこまでか。