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お爺さん、手袋置いて…

2022年02月26日 | 雑記帳
 先週「確定申告」の文字を見ながら、これはもう少し後だな、天皇誕生日あたりか、と頭をよぎったのは偶然ではなかった。このブログをみると去年も一昨年も(その前年2月は平成だった)、苦闘(笑)メモを残してある。天皇へ税を納める時代ではないが、タイミングのいい休日になっているから、向かうのだと思う。


 去年は「天皇誕生日の472円」と題し、苦労したわりに還付が少ないことを嘆いた文章だった。その形で語れば今年は「天皇誕生日のマイナス1300円」なのである。時間はさほどはかからなかったが、追加徴税という結果に終わるとは…。何のためにやったのか!!とは思わず、きちんと国民の義務を果たしました。


 妻の分も取り掛かった。こちらは昨年までと違い孫の世話が忙しく「家内工業」が無くなったので実に簡単。最後には「確定申告の必要なし」と表示もされたのであっけなく終了した。自分は非常勤でも勤めているので正式に続けているが、案外大雑把なものと改めて思う。高額所得者でないからが理由なのだが…。


 


 さて、象徴天皇とは違い大統領とは強いものだと改めて思う昨今。TVで共和国承認を議会や閣僚に訊く場面が流されたが、そこだけ観ればまさに独裁者。それが頭に残っていてウクライナで思い出した絵本「てぶくろ」を、図書館のブログで紹介した。森に落ちていた一つの手袋に、様々な動物たちが入り込む話だ。


 有名なので多くの人が知っているはず。作家の想像力と表現力が魅力的な傑作である。穿った見方をすれば、手袋の落とし主である爺さんが帰ってきて動物たちは散り散りになる結末を今回の侵攻に重ねたくもなる。いや、そんな思考に陥るのは現実に汚され過ぎだ。…お爺さん、手ぶくろ置いてってくれないかなあ。