すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

雪と本にまみれる書痴未満

2022年02月02日 | 雑記帳
 2月だ。結局、積雪量は昨年に追いついてしまった。思い出せば昨冬は前年のうちに積もった雪と正月頃が連続で酷く、続く作業に疲れた印象がある。今年の降り方は、今のところまでは断続的だったし、雪下ろし等も順調に進んだ。あと半月程度が相場と思うが、その間、お天道様のご機嫌が悪くなりませんように。



 『ちくま』の先月号で書評を読み、気になったので久しぶりに注文したちくま文庫新刊が届く。書名は「書痴まんが」。漫画のアンソロジーで、本好きの人々がテーマのようだ。「書痴」という語は初めて見る気がしたが、広辞苑にはきちんと載っていた。その意味は「本ばかり読んでいる者をののしっていう語」。


 多少その傾向が…、さて今日から図書館書架で除籍検討に入る。小さな町の施設ではどうしてもスペースが手狭になってくるので、定期的に入替が必要になる。本来の私の業務はその点検・決済だろうが、職員不足な現状もあり、作業段階から参加することにした。担当はNDC913。いわゆる日本文学~小説である。


 館で定めてある基準に従い、量的な目安を決めて取りかかる。しかし当然ながら機械的には進まない。「汚破損が著しく、以後の利用が不適当」という一番のポイントはどうしても発刊時期と関わるが、単純にはいかない。資料的な価値という観点は専門分野になるし、明確な区分があるわけでもない。と言いつつ…。


 計4時間弱を費やし、半分ほどの書架を終了。残りは明日だ。もし「書痴」なら、こんな作業はある面で苦痛だろうなと想像する。実際、多量の本を開くが読み進めるのでなく、外観や後付で判断するのみだからだ。再来週には蔵書点検。バーコードを読み取る作業に入っていく。雪と本にまみれる2月となるか。